「誰かが誰かを好きになることはあるだろうか」第15話
皆「・・・・・・・・・・・」 ヒュンケル「もう時間がない。あの世界に戻らなくては」レオナ「い,,,,や,,,,ダイくんを助けなきゃ」エイミ「でも時間が・・」「いいのよダイくんを助けなきゃ・・・みんなも・・・」と言っていたとき右から手が出てきた。
パァン‼ マァムだ。「う・・・うるさいわね、帰らなきゃいけないの‼あなたも死んでしまうのよ‼それはダイが助けて拾った命じゃない‼それを捨てるっていうの⁉ダイの意味は?死んでしまった意味がないじゃない!!」ズキン
「そうよね,,,,かえりましょ」そういうとレオナはそれきり黙ってしまった。
╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸
ポップ「・・・・なぁ姫さん・・・・ダイの残したもの・・・見るか?」レオナ「・・・・・」ヒュンケルはパラパラとめくっている音がするので辞書でカタカナの理由を調べているのだろう。たぶん。マァム「もう夜よ・・・・・ごはん・・・・食べる気力もないわよね・・・・」「・・・・・」
私は見てしまった。あの時最後の最後まで小さな声でレオナと彼は呼んだ。あの愛くるしい顔で。無理に笑顔だから涙が零れ落ちてるのに。そんな彼を助けることができない私がいた。「悔しい・・・・苦しいよダイくん・・・」そうか弱く言うと身を小さくしたまま眠ってしまった。
マァム「レオナ・・・・あの時はごめん」レオナ「マァムガイタカラヨカッタノ」と短く言うが慣れたカタカナが出てしまった。まただ。なぜ???
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ヒュンケル「そうか。身体にかなりな精神的のダメージが来るとカタカナになってしまうのだ」エイミ「そういうことなのね」
レオナ「ウワッァァァ・・・ダイクン・・・ダイクン・・・ワアアアァァ」ほぼ本音が漏れる。痛い苦しい。あんなに楽しい毎日だったのに。ダイくんがいない世界はほんと苦しい
マァム「レ・・・・・レオナ・・・」 みんな涙をこぼしていた。
・・・
レオナ「せめて時が戻ってほしい」ボソっと軽はずみに言ったつもりだった
続く