【電子小説】君と見たあの星空は。②
不思議に思いながら部活は終わり、
真っ暗になった頃、一人心細く帰っていると
「おいねぇちゃん、一人か?」
「やめてください!」
「いいじゃねぇかよこっち来いよ!」
「やめてください!」
「助けてください!」
私はそこを通り過ぎようとした男の人に向けて言った。
「おっさん何してんだよ。」
「くっ、しらねぇよ!」
「ありがとうございました!」
「いえいえ、女の子が一人で帰ってちゃ、ダメですよ。」
「はい、すいませんでした…」
「あれ?あなたって、野球部のマネージャーじゃないですか?」
「なんで知ってるんですか?」
「この前ボールを拾った奴です。」
「あ、あの時の!」
〜帰宅後〜
なんでだろ、ドキドキが止まらない。
ただただ助けてもらっただけなのに。
また会いたいって思ってる。
しかも私のこと女の子扱いしてくれて、優しかったな。
また明日も、会えるかなぁ。
こんなに明日がたのしみなこと、久しぶりだな。
また明日にあの人来てるかな。
<続>
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