失恋って…こんなに悲しいんだね

私が住んでいる県には

小1から大学生までがキャンプなどをして月に一度1泊2日するという

集団？みたいなのがあります

私がこの集団に入ったのは小4の時でした

大体の人が小1から入っていて

小4から入る人はとても珍しいようでした

わたしはどちらかというと大人しい性格なんです

でもこの集団の人たちは明るい人ばかりでした

すぐに友達を作って

大学生などの年上にも普通に話しかけて

そしてその大学生から話しかけられて

私も今はそういうことができるようになりました

友達もある人のおかげでできました

そのある人というのをHくんとします

Hくんは今高校生です

そして私は中学生です

友達も少し明るくなれた私は、全部Hくんがいなかったらできませんでした

Hくんは1人ぼっちの私にたくさん声をかけてくれました

初めて話しかけられたのは小5になったばかりの時でした

「1人で寂しくない？」

確かこの時はHくんが中3か高1だったはずです

「俺でよかったら一緒話そう。ここのみんなと仲良くなりたいから」

そんな私に声をかけてくれました

「うん」

その後からは、人気のHくんの周りにたくさん人が集まってきました

そこで一緒に話して友達ができました

もちろんHくんとも仲良くなれました

わたしは気づいたときにはもう、Hくんのことを好きになっていました

そして小6の冬

私が、友達AとKと一緒にHくんに話しかけてみました

「Hくんって彼女いる？」

これは私が興味本位で聞いたことでした

きっと…いないだろうな、なんて勝手に考えていました

「いるよ。この中に」

「えっまじで！」

私がHくんのことを好きと言っていない友達2人がそう驚いています

そして彼女が誰かも教えてもらいました

大学生によるとそれは本当なんだそう

トイレに入って思わず我慢していた涙が溢れてきました

ここで失恋って…こんなに悲しいものなんだと初めて知りました

悲しすぎて、、

もう人生の終わりまで突き落とされた気持ちでした

今までは失恋した人可哀想としか思っていなかったけど

いざ私が同じになると泣いちゃうんだね

今も実はその集団とキャンプ？に行っています

イケメンすぎて目も合わせられません

昨日も話しかけられたとき

手が汗でびっしょりでした

今も好きだという気持ちは変わらないけど

だんだん諦めがついてきた気がします

そして昨日初めて会った

中学生のMくんがイケメンすぎて話したくなりました

モデルだと言ってもおかしくないほど

一瞬で一目惚れしてしまいました

その人は私に話しかけてくれました

「可愛いリュックだね」

「あ、ありがとう」

いきなり話しかけられたため驚いてしまいました

「ずっと泣きそうな顔してたけど大丈夫？」

そう、私はHくんに会うとなぜか泣きそうになっちゃうんです

もちろん手が汗でびっしょりになるほど緊張もします

しかし、それと同じ分悲しくなっちゃうんです

いつも会うたびに泣きそうになってしまいました

「だ………いじょうぶ、だと思います」

「なんかあった？なにか悲しいことでもあったならいつでも言ってね。頼りにはならないと思うけど」

その姿さえカッコいいMくん。

もちろんMくんのこと恋愛の意味では好きではないです

でも私の心の救いの手と感じてしまいました

今、この文章を打っているときも涙が出そうになってきました

失恋って……こんなに悲しいものなんだね