小説 ミートピア学園5
第5話・近づく運動会!そしてまいん、運命の子と出会う‥!?
今日の体育の時間は運動会の練習がある。今回はリレーの練習だ。2組のまっちゃあいすたちも一緒にリレーをする。
「‥1先生、今日は2組の子たちも一緒です」
2組の先生の2先生が1先生に聞く。
「そうですね!チームは決めてあります」
「何チームありますか?」
「2チームです‥」
そして1先生の言った通り、2チームあり、まいん、まっちゃあいす、レン、ルイ、オンがAチームだった。残りの5人、あると、クタ、るうむ、ルオ、ロンはBチーム。
「はーい。1組、2組。チームで座ってくださーい」
1先生が言う。
「はい。じゃあ、1組の日直!今日はあると。号令をかけてくれ」
「気を付け。これから体育を始めます。よろしくお願いします」
「今日はリレーだ。ではチームごとにリレーを走る順番を決めてくれ。2分間だな」
1先生はストップウォッチにタイマーを2分に設定する。
「スタート」
まいんは、チームの仲間と話し合った。
「うちが適当に決めちゃっていい~?」
「ダメだよ。ちゃんと決めなくちゃ。ここはオレが決めるね」
まいんのかわりにレンが決めてくれた。
「‥順番は、今言ったとおりね。確認するよ!1番の人、手を挙げて」
まっちゃあいすが手を挙げる。
「OK。では2番」
オンが手を挙げる。
「3番!」
「はーい」
まいんが返事をした。
「4番!」
「アタイでしょ?」
と言い、ルイが手を挙げる。
「で、5番がオレだよ」
レンが言った。そしてレンがはっとする。
「‥もしかしてBチームに聞こえてた?」
「大丈夫だよ。Bチームも聞いてないだろうし」
まっちゃあいすが答えた。
「そうだね」
ピピーッ!先生のタイマーが鳴る。こんな感じで2分が過ぎた。
「みんな、順番は決められたかな?じゃあ1番の人!並んでください!」
まっちゃあいすが並んだ。Bチームの1番はるうむだった。
「用意、ドン!」
2人がものすごいスピードで走る。2人とも速い。
「すっげ~」
Bチームのあるとも驚く。気づいたら2人ともゴールの近くまで来ていた。
「はい!2番目の人!」
先生が言う。オンとルオが並ぶ。まっちゃあいすがオンにバトンを渡した。るうむもルオにバトンを渡す。2人が走り出した。だが若干オンの方が速い。
「やった!!これはアタイたちの勝利だね~!!」
ルイはまだ勝ったとは決まっていないけどそんなことを言った。
「いや、それはわからないよ。まだ」
レンがルイに言う。
「‥」
3番目のまいんは並んだ。Bチームのクタも一緒に並ぶ。
「どうも!」
まいんがバトンをもらった。そしてクタもバトンをもらい、走り出す。
まいんとクタの間は少し距離ができた。まいんの方が速い。
よし、このまま差をつけて次の人に渡そう!まいんがそう思ったときだ。
ドシャ!
まいんは転んだ。
うそでしょ‥
クタはまいんを追い越した。まいんは慌てて立ち上がる。転んだせいで血が出ている。
まいんはそれでも頑張って走った。次のルイにバトンを渡す。
Aチームは負けそうになってしまった。ルイの顔はくらかった。
「あたたた・・保健室行かなきゃ・・」
まいんは走って保健室に向かう。そして校舎に入り、角を曲がろうとした。その時!
ゴッ!!!!
誰かと思いっきりぶつかった。
「いったぁぁぁ~」
まいんは叫ぶ。前を見ると水色髪の女の子がいた。
「あ、大丈夫ー?」
なぜか平気そうな顔をしていた。
「だ、大丈夫・・。・・ん?」
まいんはその子の顔を見る。なにか、普通の子ではない感じ‥。
「どうしたの?」
水色の髪の子は言った。
「え、なんか、君、もしかしてなんか、力とか持っているの?」
「んんー?ああ、これのこと?私はヴァンパイアだからね」
目が赤く光る。まいんは恐怖を感じた。
続く!
【次回予告】
まいんが角で出会った子は、まさかのヴァンパイアで恐ろしい力を持っていて!?
次回に続く!