小説 私が死にたかった1日は、貴方が生きたかった1日(第一話)

10 2022/06/18 21:17

冬の空が青く透き通っている。

今日も私は何気ない1日を過ごして、なんとなく生活して、なんとなく布団に入って眠る。

その繰り返し。

貴方がいなくなってからもう3年が過ぎようとしていた。

前は冬が大好きだったのに。今では冬が来る度に貴方のことを思い出す。

3年前。

私達は高校2年生だった。17歳だった。

貴方は私の目の前で死んだ。

交通事故だった。信号を渡ろうとしていた時、目の前に車がすごい勢いで来て、貴方にぶつかった。

私は助けようとした。

だけど間に合わなかった。

でも、助かると思ってた。

だけど、貴方はもう帰ってこなかった。帰ってくることはなかった。ずっと。

私もあとを追いたかった。

無理だった。怖かった。

それから3年が経ち、私は社会人となり、カフェで働いている。

何気ない毎日を過ごしながら、彼のことを思い出す。

私「ごめんなさい、、、」

店長「何度言ったら分かるんだ、お客様には〜〜〜〜だろう!」

私「すみません、以後気をつけます。」

店長「給料減らすからな」

私「そんな、、、!!」

辛かった。これが毎日。

彼が、あなたがいてくれたら、私は幸せだったかもしれない。

家に帰り、眠りにつく。

??「ねぇねぇ」

夢の中の私「、、、誰、、?」

??「一緒にゲームしない?」

夢の中の私「、、ゲーム?何の、?」

??「もう一度、人生をやり直す。リアル人生ゲーム。あなたの選択で、運命が変わる。

   ですが、未来が変わるのではなく、過去を変えられます。」

夢の中の私「私の、、、選択で、、、?過去が変わるの??」

??「そ。だからね、あなたには今から選択肢を与える。それによって、あなたのそれからの運命を変えることができるの。」

夢の中の私「壮馬の運命も変えられるのかな」

??「そうま、、?誰?」

夢の中の私「私の彼氏、、だった人。今はもうこの世にはいないけど。その人の運命も変えられるの、、??」

??「できるよ、あなたの選択次第だけどね。」

夢の中の私「やる。そのゲームやる。壮馬の運命を変えたいの。挑戦させて。」

??「分かった、早速選択肢を出すね。私はこれで失礼。」

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私「あれは、、、、夢、、?」

『3年前に戻る』◀

『3年前に戻らない』

私「現実、、?ほんとに戻れるのかな、、、?とりま、戻ってみるか、、、。」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

――「お〜い歩乃華〜」

私「誰かが私の名前を呼んでる。まさか、、、、」

壮馬「あ、いたいた!歩乃華〜!!!」

私「えっ?!壮馬!!!うぅ、、、」

壮馬「え?!何泣いてんの?!俺なんかしたっけ?!ww」

私「ごめんね、、ごめんね、、、、。よかった、、、、。」

壮馬「?!wなんで謝んの?www」

私「今日って何日、?」

壮馬「ん?えーっと、1月の27日」

私「何年?」

壮馬「そこまで?wえっと、20☓☓年だったかな、、」

私(3年前、、?しかも壮馬の事故の一ヶ月前、、、、。どうして、、、)

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タグ: 小説私 1日 貴方 一話

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その他2022/06/18 21:17:12 [通報] [非表示] フォローする
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え、泣いちゃった…冒頭でもう結構きたわ…()

歩乃華ちゃん良かったねぇ(´;ω;`)


>>1
よかったぁ、、、(´;ω;`)


>>2
文才って感じが…()


>>3
あーらうれしいw


>>4
w天才かよ☆()


6: 怜♱☾ @Mister 2022/08/30 00:54:31 通報 非表示

めっちゃいい小説

続き読みたくなるようですごい!

天才だ


7: 7コメさん 2023/08/08 09:32:06 通報 非表示

二話気になる!


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