星のカービィwii小説(11)「雪と氷の寒冷地」
「それにしても、カービィたちの氷は溶けないのか?」
「厳しいな、この気温の中で氷が溶けるわけがない。」
「だがこのままじゃおれさまたちの体力が持たんぞ。」
氷を溶かす方法を考えてるとメタナイトが思いつき言った。
「デデデ大王、君のガウンの中に入れたらどうだ?」
「むむ?」
「ガウンの生地は厚いし温まるだろう。」
「しかし、そうしたら溶けたらおれさまのガウンが水浸しになるぞ。」
「・・・さっきまでガウンのまま海に潜ってただろ。」
「おう、そういえばそうだったな。」
大王は先程、オニオンオーシャンにてガウンを着たまま海に入っていたのをすっかり忘れていた。
大王はガウンに固まったカービィとワドルディを包んだ。
流石にこの状態では軽い身のこなしができないため二人は安全な場所に移動し氷が溶けるのを待っていた。
「・・・・・。」
しばらく会話をせず、沈黙が続いた。
すると突然メタナイトが言った。
「デデデ大王、君はマホロアのことをどう思ってるか?」
「それはもちろん事件によってひどい目に会った旅人だろう。」
「そうか、だがホワイトウエハースに出発しローアのを出るときにマホロアが笑っていたのだ。」
「それって、普通じゃないのか?」
「マホロア本人はどうやら私と君とのやりとりが面白かったらしい。」
「それはそれでなんか嫌だな・・・。」
「だが私はそうは思えなかった。」
「む?」
「マホロアの声は何となく邪悪な感じがした。もしかしたら私たちを利用してる気が・・・。」
「そんなことはない!」
大王がメタナイトが言うより早く答えた。
「ふっ、そうか。」
メタナイトは苦笑した。
大王はずるがしこいくせに人に騙されやすい。
そんなことは分かっているのでメタナイトは会話を続けず黙り込んだ。
しばらくたつと何処かからのんきな声が聞こえてきた。
「う~ん、ここどこー?あったかいけどくらいから外に出たいよ~。」
「大王様ぁ~どこですか~?」
どうやら氷が溶けたようだ。
大王はガウンを開けると中から二人が転がり出てきた。
「あ!デデデ大王、メタナイト!」
「大王様とメタナイト様!無事だったんですね。」
「おう、当たり前だ!」
「皆、大丈夫そうだな。さて冒険を再開するぞ。」
「おー!」
四人は冒険を再開した。
しばらく進んでると上から氷の球が降ってきた。
「危ないなぁ、またぼく氷漬けにされちゃうよ。」
すると突然上から何かが落ちてきた。
「何これ?」
黄色に青色の星の形が付いたじょうろのようなものだった。
「なんかこれ、クッキーカントリーであったかぎみたいじゃない?」
「たしかに、役に立ちそうなものだな。」
カービィがそれを持つと虹色のバリアが頭上に出現した。
試しに氷の球にあててみると氷の球は一瞬で砕け散った。
「すごい!これがあれば無敵だよ~。」
四人はバリアの下に行き全速力で駆け抜けていった
続く
10巻 https://tohyotalk.com/question/360833
12巻
>>2
そういうッてくれるの嬉しすぎだろォ!!!!!
うぇええええええええええええええああああいありがとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお