星のカービィwii小説(10)「ホワイトウエハース」
四人はポップスターで一番寒い地域、ホワイトウエハースにやってきた。
「わあ寒い!ファイアの能力が欲しいよ~。」
「確かにな、カービィのコピー能力が欲しいと思ったのはこれが最初で最後かもしれんぞ・・・。」
デデデ大王がそう言った。
「デデデ大王はいつも欲しがってるでしょ~?」
カービィは笑いながら言うと大王は怒り出した。
「なんだと?おれさまなどコピー能力が無くてもハンマーで十分だわい!」
大王は怒っているが他三人は無視しながら先へ進んでいた。
体を温めるために走りながらパーツを探しているが流石にこの寒さには逆らえなくなってきた。
すると突然炎の敵、ファイアガルボ が現れた。
「お、ちょうどいいや、ファイアの能力をゲットだ~!」
カービィは吸い込もうとしたが突然吸い込むのをやめてしまった。
と、同時にカービィの体がカチコチに凍ってしまい身動きが取れなくなった。
「・・・どうなったのだ?」
状況が理解できない大王にメタナイトが説明した。
「カービィはこの寒い空気を吸い込みすぎて体が凍ってしまったのだ。そのためカービィはしばらく動けないぞ。」
「なんだと!?」
「信じられないかもしれないが本当だ、カービィは我々が持って運ばなければいけない。」
「だれが持っていくのだ?」
「デデデ大王じゃないか?一番力があるし。」
「なんだと?おれさまがカービィのために苦労を尽くすなど絶対に嫌だぞ!」
二人がもめているところへワドルディが入ってきた。
「あの・・・よかったらぼくが持ちましょうか?」
「なんだと?」
大王がびっくりして言った。
「お二人は戦いにおいてもとても強いです。なのでぼくは戦えませんけどカービィを持つことはできます。」
「なるほどな・・・。」
「おれさまに戦闘を任せるとは中々良い目をしてるな。ほめてやるぞ!」
こうして戦闘は大王とメタナイト、その後ろにカービィを持ったワドルディが雪原の中を進んでいった。
しばらくすると、突然鎧を身にまとった戦士、ギガントエッヂ が現れた。
「お、戦闘か。体を温めるのにちょうどいいわい!」
ギガントエッヂは手に持つ大きな大剣を振り回してきた。
二人はその攻撃をよけ一気に攻撃した。
「ぐりぐりハンマー!」
「シャトルループ!」
一瞬で決着がついた。
「大した相手ではなかったが体は温まったな。ちょうどよかった。」
「さ、ワドルディ行くぞ・・・」
二人がワドルディのほうを向くと何とも言えない状況になっていた。
戦いを見守っていたワドルディは寒さのあまりカービィのように凍っていた。
「なんということだ・・・。」
「デデデ大王はワドルディを持て。私はカービィを持って移動する。」
「分かったわい。」
こうなってはやむを得ない。
次は手にワドルディを抱えた大王と手にカービィを抱えたメタナイトがパーツを探しに行った。
続く
9巻 https://tohyotalk.com/question/357481
11巻
短めにしております。リクエストもきたし私の都合上週一投稿するためには短めにしたいのでご了承お願いします。