星のカービィwii小説(9)「vsファッティバッファー」

11 2022/06/22 22:06

カービィたちはワドルディに酸素ボンベを借りて海を潜っていた。

そしたら大きな屋敷を見つけた。

「大きいね~。ここにローアのパーツがあるのかな?」

「恐らくな。海の支配者とかが住んでるのだろう。

「支配者だと?おれさまと同じだわい。気が合いそうだぞ。」

「そーかな?」

少し進むと アイス スピア パラソル のコピーのもとがあった。

「今回はこれだ!」

カービィはパラソルの能力を選んだ。

四人は屋敷の扉をあけ中に入った。

「誰もいないね~。お留守かな?」

「いや、留守というわけではないだろう。前も行ったが不意打ちには気を付けて・・・」

すると突然地震が起き始めた。

次に地面からフグのような生き物が飛び出してきた。

「俺の屋敷に勝手に踏み込むとは生意気な、追い出してやる。」

「待ってくれたまえ、勝手に訪問して申し訳ない。私はメタナイトだ。あなたは?」

「俺の名前はファッティバッファーだ。お前らは何しに来たんだ?」

礼儀正しいメタナイトの態度にファッティバッファーは少し態度をやわらげた。

「私たちはローアのパーツというものを探しに来た。具体的には白い翼のようなものだが。」

「白い翼だと?まさか国宝を奪いに来たのか?許さんぞ!」

「聞く耳の持たないやつだ。君たち、行くぞ。」

急に戦闘に参加させられたカービィたちは何となくうなずいた。

デデデ大王が行動した。

「まずは小手調べだ。食らえ ハンマーたたき!」

しかしファッティバッファーには全く通用してない。

「それで攻撃したつもりか?全く効いてないぞ。弱っちいな。」

「これがおれさまの本気だと思ったら大間違いだ!」

「本当か?」

「本当だ!弱っちいといったな。その言葉、一生後悔させてやるわい!」

二人が言い合いをしているとファッティバッファーの後ろに回りこんでカービィとメタナイトが攻撃した。

「パラソルスイング!」

「メタ三連切り!」

急に攻撃を受けてファッティバッファーはよろめいた。

「このぉ・・・。言い合いしているときに攻撃してくるとは卑怯だぞ!。」

「長くなりそうだからな、途中で切らせてもらった。」

「なんだと?そういうならこれでも食らっとけ!」

そういうとファッティバッファーは息を吸い込み丸くなって回転し襲い掛かってきた。

「避けろ!スライディングだ!」

四人はメタナイトの指示道理攻撃をよけた。

ファッティバッファーは勢い余って壁にぶつかってしまいふらついた。

「今だ!攻撃しろー!」

ふらついてる隙に四人が全力攻撃した。

「中々やるな。俺を相手にここまで戦うとは・・・。」

ファッティバッファーは息切れながら話した。

「だがこれで終わりだ。」

次は先ほどと比べ物にならないくらい息を吸い込んで巨大化し、回転して襲い掛かってきた。

「天井まで飛べ!じゃないとまともに攻撃を食らってしまうぞ!」

今回もメタナイトの指示道理よけようとした。

飛ぶのが早いメタナイトは避けれたが他三人は体当たりを食らってしまった。

まさかの状況にメタナイトも黙ってしまった。

「ははは、残るはお前ひとりか。この状況で俺に勝てると思うか?」

「勝てるさ。」

「何?」

「私を舐めてもらっては困る。修行の成果、ここで発揮するぞ!」

こうしてメタナイト対ファッティバッファーの勝負が始まった。

ファッティバッファーは動きが遅く体も大きいため攻撃が当たりやすい。

「このぉ・・・。」

かなり長い戦いになった。

純粋な強さはメタナイトのほうが圧倒だが体力はファッティバッファーのほうが勝っている。

なので段々メタナイトが疲れて来た。

(・・・・どうする?カービィたちは起こすことができるか?)

今、メタナイトが相手に勝てる方法は仲間を起こすしかない。

「カービィ、起きろ。」

メタナイトはカービィを起こそうとしたがなかなか起きない。

先程のダメージがかなり大きかったらしい。

「もし起きたらマキシムトマトをあげるぞ。」

そういうと急にカービィが飛び起きた。

「マキシムトマト!僕にちょーだい!」

「ああ、悪いがこいつを倒してからな。」

「あ、そっか。行くぞ~!」

カービィと協力することによって逆転の兆しが見えてきた。

「ぐりぐりパラソル!パラソルダイブ!」

「メタ回転切り!ドリルソード!」

それぞれの攻撃をまともに食らったがなかなか倒れない。

「かなりしぶといな・・・。いつ体力が尽きるのか?」

ファッティバッファーも耐えてるとはいえ流石に体力の限界が近づいていた。

「ここまで俺を追い詰めたのはお前らが初めてだな。だがここまで戦ったやつのために必殺技を取っておいた。」

二人は身構えた。

「これで終わらせる。切り札 広角ウォーターキャノン! 」

ファッティバッファーから激しい水流が口の中から勢いよく飛び出してくる。

二人はギリギリでしゃがんで避けた。

「何?この攻撃をよけるとは・・・。」

切り札を外したファッティバッファーは体力が尽きてしまった。

そして二人の全力攻撃!

勝負はついた。

「ぐおおおおおっほおおお・・・・。」

言葉にならない悲鳴を上げファッティバッファーは力尽きた。

「何とか勝てた。一時期はどうなるかと思ったが、君が起きたおかげで助かった。」

「そういってくれるのは嬉しいな。」

「とりあえず私はローアのパーツを取ってくる。カービィは大王とワドルディを起こしてきてくれ。」

「分かった!」

メタナイトはファッティバッファーがいる場所に向かって歩き始めた。

「ローアのパーツを渡してもらおう。どこにある?」

ファッティバッファーは喋る気力もないため目線で何となく伝えた。

「分かった。」

メタナイトはそのままローアのパーツを取ろうとしたが一言喋った。

「ファッティバッファー、実をいうと君との戦い・・・楽しかったぞ。」

ファッティバッファーはメタナイトと目を合わせた。

「またいつか、戦友として戦おうな。一対一で・・・」

メタナイトはローアのパーツを抱えてカービィたちのもとへ向かった。

「デデデ大王!ワドルディ!起きて!」

なかなか起きなかったが何回も声をかけることによって目を覚ましてきた。

「ん?あ、ファッティバッファーはどうだ?おれさまがやっつけてやるわい。」

「もう戦いは終わってるぞ。」

「何?」

「君がダウンしてる間に片付いたのだ。とりあえず、マホロアの元に戻るぞ。」

「ワドルディは大丈夫か?」

「大丈夫ですよ・・・。なんとか動けます。」

「よし!マホロアに報告しに行くぞ!」

パーツをローアにつけマホロアに報告したら大喜びだった。

「ワァ、モウ集めてキテくれたノ?すごいヨォ。」

「まあな、今回もおれさまの活躍のおかげでな。」

「戦いではダウンしてたがな。」

「うるさいっ!」

「とりあえず、次はどこに行けばいいの?」

「次はココだヨォ。」

ワドルディが言った

「ホワイトウエハースのエムブレム・・・というか、とても寒そうですね。」

「とりあえずぼくに任せればだいじょーぶ!」

メタナイトともめていた大王が急に割り込んできた。

「カービィなんかよりもおれさまのほうが頼りになるぞ。任せろ!」

カービィはむっと来たがいつものことだから無視した。

「アリガトウ、信用してるヨォ。」

「それじゃあ行こう!」

「おー!」

「イイ知らせを待ってるヨォ・・・クククッ!」

メタナイトが足を止めた。

「マホロア、なぜ笑ったのだ?何か面白いことでもあったか?」

マホロアは戸惑いながら言った。

「イヤ、サッキのキミと大王の会話が面白かったから笑ったんだヨォ。」

「そうか・・・」

メタナイトはこれ以上問い詰めずホワイトウエハースに向かった。

続く

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アニメとゲーム2022/06/22 22:06:27 [通報] [非表示] フォローする
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三面ボスでこれだけ熱い戦いならラスボスはどれだけすごいのか…期待


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