星のカービィWii小説(16)「遥かなるハルカンドラ」
カービィたちはマストと大量のエナジースフィアを持ってローアに帰ってきた。
早速マホロアに報告するとマホロアは涙を流しそうになりながら喜んでいた。
「ワァアアアアアア!!ツイにスベテのパーツがソロッタヨォ!」
「ふふふ、まあオレ様にかかればこんなのは朝飯前だ!」
「ミンナアリガトウ!ソウダ!オレイにボクのコキョウのハルカンドラにショウタイするヨォ!」
するとメタナイトが反応した。
「ハルカンドラだと?今も存在するのか・・・」
「ウン!スグにシュウリできるカラ、すこしマッテテ!」
そういうとマホロアは船の修理に取り掛かった。
四人はあまり待たされずに済んだ。
「ヨシ!ローアのシュウリがオワッタヨォ!それじゃア、ハルカンドラにミンナでイコウ!」
「おー!」
カービィ、デデデ大王、ワドルディは行く気満々だ。
メタナイトはハルカンドラがあるという事実に興奮している。
すると、ローアが動き出した。
「イマカラ異空間ロードに突入するヨォ。スクリーンにマワリのヨウスをウツすネ」
マホロアがスクリーンに映像を映した。
青い空間に変な物体や光る星々が大量にあった。
「ドウ?コレが異空間ロードだヨォ」
「おいおい・・・ちょっと危なくないか?」
大王が言った。
「ダイジョウブだヨォ。ローアがシッカリよけてクレるシ、もしブツカッテもローアはジョウブだからアンゼンだヨォ」
まもなく、ハルカンドラが見えてきた。
「ミエタ!アレがハルカンドラだヨォ」
大昔に、非常に発展していたハルカンドラ。
しかし、カービィたちが見たハルカンドラはその面影もなかった。
火山が噴火し、足場は不安定。
所々に溶岩が散らばっており、非常に危険だ。
「ここが本当にハルカンドラ・・・?」
「ウン。デモあんしんシテ。ボクがアンゼンにアンナイするカラ・・・」
マホロアが言葉を言い終わる前に何者かが攻撃を仕掛けてきた。
そしたら、スクリーンの映像が急に変わった。
「ワアア!ランディアだヨォ!トッテモランボウなカイブツだヨォ」
「あれがランディア?ローアを壊した張本人なの?」
話を続けようとしたが船体が不安定になり墜落し始めた。
「まずい、墜落するぞ!」
メタナイトの言葉通りローアは墜落した。
しばらくしてマホロアが目を開けた。
「ウ・・・ウウン?」
「マホロア、だいじょーぶ?」
カービィが声をかけた。
「アイツ、ボクをマチブセしてタンダ・・・ハルカンドラにハイッたシュンカンコウゲキするナンテ・・・」
マホロアは泣き出した。
「しかもローアまでヒドイめにアワセテ・・・ヒドイヨォ・・・」
「泣かないでいいよ、マホロア。安心して、ぼくが絶対にあいつをやっつける!」
「エェェ・・・イイノ?」
「もちろん!ぼく、ひどいやつは許さないからね!」
「オレ様も行くぞ!」
「ぼくも行きます!」
「私も行くぞ」
四人の言葉にマホロアは少し落ち着いたがまだ心配そうだ。
「デモ、ハルカンドラはホントウにキケンナンダ。ランディアだけじゃナクテ、フツウにアルクだけでも・・・」
マホロアは話をつづけた。
「キカイのトシとかカザンとか・・・」
「安心しろマホロア。たくさんの敵と戦い、ローアのパーツをすべて回収したオレ様だぞ。大丈夫に決まっとるわい!」
それで、やったマホロアは安心した表情を見せた。
「サスガハデデデ大王、カッコイイナぁ!」
「それでは早速、ランディアとやらをぶっ倒しに行くぞ!」
デデデ大王がローアの外に出た。
カービィとワドルディとメタナイトは後を追いかけた。
四人が出発したらマホロアは独り言を言った。
「クックック。ハルカンドラにキテ、カービィタチもランディアのモトにムカッタ・・・。カンペキだネェ・・・」
続く