【年末年始総選挙】あの星のように
こんちは!ルナだよっ☆今回なんと!小説部門で年末年始総選挙に立候補しまーす!イェーイ!じゃ,どぞ!
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…俺は今,星を見ている。あの星は,周りの星とは違い,今にも消えそうなほど小さくて暗い星だ。…今日は大晦日。今年の俺も,あの星のように,消えそうなほど弱虫だったのか?逃げてばっかりの,ただの陰キャだったのか?…それは誰にもわからないだろう。
ピーンポーン
ルナ 「こんちはー!!ルナだよー!!」
…ルナの声がする。そういえば,今日俺ん家で忘年会しようとか言ってたっけ…。今もう23:00だぞ?…仕方なく俺は,ドアを開けた。ガチャッ
ルナ 「どしたのー?元気ないねー?」
俺 「…さすが幼馴染だな。」
ルナ 「で,どしたのー?」
ルナが俺に聞く。俺だって言いたいわけではない。…けれど,ルナには嘘が通じない気がする。幼馴染だからか?いや…。それ以上の付き合いだからだろう…。
ルナ 「…あ!じゃあさ,今から神社いこーよ!」
俺 「え…?」
ルナ 「忘年会,神社でやろ!神社で2025年迎えればさ,すぐお参りできるし!」
…変わってるなあ。というか,だいたいルナは不思議なやつだ。女なのに僕って言うし,明らかに俺のことを気にかけてくるし。
ルナ 「ね!早く行こ?」
俺 「う,うん…。」
なぜだろう…。ルナの提案にはすぐに乗っかってしまう…。…まあでも,こんなに純粋で,優しくて,アホなやつを,誰も見捨てなんかできないよな。
ー神社にてー
ルナ 「お〜!!神社来たのめっちゃ久しぶり〜!」
俺 「そうだね。」
ルナ 「ねえねえ!今年一番楽しかったこととかさ,ある?嬉しかったことでもいいよ!」
俺 「うーん…。」
ルナ 「…僕はね?推しができたこと!!」
俺 「推し……?」
ルナ 「そう!推し!!このクッソ汚い世の中で生き延びるには,推しが必要なの!!」
俺 「…へえ。」
ほんとに変わったやつだ。世の中で推しがいないと生きていけないだなんて…。…でも,それだったら俺は…。
俺 「……ねえルナ。」
ルナ 「ん?どしたの?」
俺 「あのさ…。……俺,推しいないんだよね…。だから…俺は生き…。」
ルナ 「君は,僕の推し!!」
俺 「え…?」
ルナ 「推しってなんでもいいんだよ?ゲームのキャラでもいいし,食べ物でもいいし,趣味でも人でもいいの。だからさ,君も僕のこと,推してくれる?」
俺 「………ああ。もちろんだろ。」
ルナ 「えへへっ,よかった!じゃあさ…。」
ガバッ
ルナは俺に飛びつく。俺は戸惑いながらも喋る。
俺 「なっ……何してんだよっ…!?」
ルナ 「僕は君を推して,君は僕を推してくれるんでしょ?だったらさぁ…。…大好きって,言ってもいいよね?」
俺 「…………………。」
なんなんだこいつ…。急に俺に飛びついてきたくせに,お前の推しになれだって?しかも笑顔で言ってくるって反則だろ…。
俺 「…なら,俺がたとえ嘘を何百回もついても,俺がお前を嫌いと言っても…。……お前は俺を推すんだな?」
ルナ 「うん!そりゃもちろん!!その代わり,僕も同じ条件だよ?」
俺 「………あぁ。わかってる。」
ルナ 「…じゃあ!これからよろしくねっ☆」
『僕の永遠の推しくん☆』
ルナがそう言った瞬間,俺たちを包み込むように,朝日が昇った。
ルナ 「さ,お参り行こっ!」
ルナは俺に手を伸ばす。俺はルナの手を握る。…朝日に照らされた君はまるで,世界一明るい一番星のようだ。
ルナ 「今年もよろしくね☆」
追記
6位ありがとおおおおおおおおおお!!!!
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いいストーリー(´;ω;`)感動的です(´;ω;`)絶対に投票するね!ちなみにね私もイラスト立候補してる!(立候補仲間だね!)
>>56
やったああああああああピックアップされてたああああああああああああ!!!!!!