切ることなど出来ない絆

人物紹介

白髪⇨詩帆(しほ)

黒髪⇨玖々華(くくか)

タッタッタ…

白「玖々華の…えーと…いとこさんですか？」

いとこ「ええ、そうですが…どうされました？」

白「玖々華のいる場所が知りたくて…」

いとこ「…家にずっと篭ってるわ」

白「ありがとうございますっ」

タッタッタ…

白((玖々華の親友が…交通事故…か))

白((そうとう落ち込んでるんだろうな…))

ピーンポーン___

白「玖々華…？入るよ？」

タッタッタ…

黒「っ！詩帆？」

白「玖々華…辛いよね…“分かるよ…”」

黒「！」

黒「分かる…？なにが…？」

白「えっ」

黒「あなたに…なにが分かるっていうの？！」

黒「親友が死んで！もう会えなくなって！分かる…？なにが…？」

白「分かるよ！だって…」

黒「なにも言わないで！なんでそんな…そんな」

白「分かるってば___」

パシッ

黒「もう…言わないで…」

白「……」

玖々華の目には涙が溜まっていた

白「私だって…」

白「もういいっ！」

そう言って詩帆はその場を去った。

黒「くそ…」

ガチャ

黒「…お姉ちゃん…」

姉「玖々華？詩帆ちゃんが…公園で泣いてたよ？」

黒「…あいつが悪い」

姉「玖々華…詩帆ちゃんの事知らないの？」

黒「あいつの事？知らない」

姉「はぁ…教えてあげるわ…あのこ、妹と母親亡くなってるのよ？」

黒「………え」

姉「交通事故。買い出しを自分の為に行ってくれてその時に…」

黒((私はあいつの友達だと思ってたのに…なにも…知らずに…))

黒「公園…行ってくる」

姉「…行ってらっしゃい」

白「…私の気が弱いせいで…言い出せなかった」

黒「…居た」

白「玖々華…？」

白「っ！私なんて…なにも知らないんでしょう？！知らないのは…どっちだよ…」

黒「ごめん…なさい…私…なにも知らなくて…」

白「お姉さんでしょ？さっき会った」

黒「うん…」

白「私だって…玖々華のことなんて…分かんなかった…なのに…善人ぶって…」

黒「詩帆は…善人だよ…」

白「…私も…ごめん」

黒「うん…っ」

終わり(雑)

疲れたw