アベアテ小説 〜再スタート〜
アベアテ小説書いてみました!
もし好評のようだったら違うの書こうと思います!
[アテネside]
ん〜、もう朝か。
朝って もっと遅くきてくれないかな…
なんてアホらしい考えは置いといて、顔洗って着替えなきゃ。
朝ごはん
「おーい、アテネ起きてる〜?」
アベルが部屋をノックしながら聞いてきた。
「ちょうど今、支度終わったところ〜」
私はそう返した。
「朝ごはんできてるよ〜」
「ん」
私は短く返しながらお気に入りのパーカーをはおった。
「ジャジャ〜ン、今日の朝ごはんは目玉焼きとソーセージが主役でーす!」
………階段を降りるとアベルがそう言ってきた。つい、私は
「ただの目玉焼きとソーセージじゃねえか! なにがジャジャーンだ!」
と言ってしまった。するとアベルは、
「えぇ、目玉焼きとソーセージさんかわいそう…」
などと言ってきた。
「はぁ、とにかく腹減ったからいただきまーす」
「はぁい」
全くなにがジャジャーンだ。ふつーの朝ごはんに。ま、お腹減ってるしいつもより少し美味しかったかもだけど…
「ごちそうさま〜!」
「ごちそうさま〜」
アベルは元気に、私は元気なく言った。
「あの〜、アテネさん、怒ってらっしゃる?」
その通りだった。しょうもないことでイラついてる私にイラついてた。
「皿洗い任せる」
と、一言だけで、自分の部屋に戻った。
「ええ〜〜〜!!」
アベルの小さな悲鳴が聞こえてきた。私は『バタン!』と勢いよく扉を閉めると自分の席に着いた。
…今日は、なんか調子が悪い気がする。撮影やめとこっかな…、アベルと視聴者さんには悪いけど…
そうと決まればアベルに伝えなきゃ。ってあれ? めまいが…
『バタン!!!!』
あれ?あれ?私、どうなってるの? そこで意識が途絶えた。
2人でまた…
「あ、れ ここどこ?」
気づけばなんとなく見覚えがある天井が目に入っていた。
「アテネ!? 大丈夫!?」
するとアベルがドタドタと私の近くへきた。ああ、私、倒れたんだ…
「大丈夫…あんたが看病してくれたの?」
「うん…無事で良かった…」
アベルは安心して私の手を握ってきた。いつもの私ならすぐに引っ叩くところだが、今回は握り返した。いや、してやった。
「…アベル、これからもずっと隣に、傍にいてくれる?」
「アテネ…うん!もちろん!」
ずっと…
こうして、私とアベルの小さな物語が再スタートした。