エラーノイズ 壱話 小説
魔法、能力、能法。全てがある世界...。
それが、エラーノイズの6人が住む世界。
壱話
エラー「...。」
静かに斜め下を見る。じと~っとした圧に、見られている側も気づく。
一方は冷や汗を滝のように流し、もう一方は汗をかいているのかもよくわからない。なぜかって?バケツを被っているからだ。
ユウマ「...エラーさん、誤解や。決してさぼっている訳ではないんや。」
バケツ「そうそう、ゲームで鍛えてるダ。...ナンかを。」
...。2人を見つめていた人物、エラーが口を開く。
エラー「ふぅ~ん。じゃあ、お前らは...依頼されたこと終ったのか?」
ユウマ「それは...」
エラー「忙しいからみんなで役割分担...だったよな?」
まさに、蛇に睨まれた蛙状態だ。
といっても、蛇でも蛙2匹捕まえるのは難しいのだろうか?
とっくの間に...
エラー「バケツどこいった。」
ユウマ「えっ?...バケツーー!!どこいったんや!あいつ!!」
1匹は消えた。
ヒョコ
なんだかんやで少し焦りぎみのエラーの後ろにライフが顔をだす。
ライフ「バケツはあちらに向かってましたわよ!!」
エラー「...」
お礼のありがとうも言わず、エラーはその方向へ歩いていく。
ライフ「ちょっ!返事ぐらいi」
エラー「言い方がムカつく。」
ライフ「(((((((・・;)」
しょぼんとするライフを横目にエラーは歩いていく。
ユウマ「相変わらずだなあ、エラーさん。」
ライフ「まっ、優しいし大丈夫ですわよ。」
ユウマ「...どっちが?(ライフのことかエラーさんのことかどっち?という意味)」
ボゴッ!!!!!!!
きな粉「お~い、お客さん来たから静k...って、あびゃ!!」
静かにするよう伝えに来たきな粉にライフに殴られよろめくユウマがぶつかる。1番の被害者ではないか。
ユウマ「ライフ!!殴るなや!まず、なんで殴るんy」
ボゴッ!!!!
きな粉「う、うう。あっ!2人とも!怒られるよお!」
ライフ「きな粉は黙っててヾ(゚д゚)ノ」
まさに、鬼の形相だ。
バケツ「大丈夫~?」
この喧嘩の発端、バケツが来た。
ユウマ「くっ、のこのこと歩いてきやがってえー。」
バケツ「エラーさん撒けターー。」
エラー「なんのことだ?」
バケツ「へっ?」
余裕ぶっこいてたバケツの後ろに気づけばエラーがいる。
こちらも、なかなか恐い顔だ。
エラー「...まあ、いい。」
ユウマ(!?エラーさんが、許した!?)
エラー「依頼だ。」
スン
先程までのふざけたり、焦ったりしていた顔が真面目な顔になる。
部屋中に緊張でピリッとした空気が行き渡る...。
なんて、かっこよくいれる訳もなく。
バケツ「みんな~、そんな緊張しなくてもいいジャン。」
ボゴッ!!!!
ゴキッ!!!!
バケツ「あああああああ!!!!!!!!」
ほらね?
~続く~
弐話_爛漫屋
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