バックルームオリジナルレベル The Middlerooms Level 11 The Lobby Stairs

The Middlerooms Level 11で最初に撮影された画像。この画像からもThe Backrooms Level 0「The Lobby」にあった様なカーペットが確認できる。

階層の基本情報

生存難易度：Class 1

空間安定度：極めて安定

実体信頼性：存在しない

精神安定度：多少の危険あり

階層の概要

⭐︎空間構造

　この階層はThe Middleroomsの11番目の階層です。「The Middlerooms」とは、The Backroomsの様な多少の異常な空間構造や異常性質を所有しながらも、現実世界である「The Frontrooms」に酷似した性質やユークリッド幾何学に沿った空間構造を保有している、いわゆる「中間的」な空間の総称です。

　この階層は主にコンクリートに酷似した硬い物質でできた2人の人間が並んで通れるほどの幅の廊下に、The BckroomsのLevel 0に見られる湿ったカーペットが敷かれた少々急な階段、The Lobbyと同じような音を発する蛍光灯、プラスチックに酷似した物質で構成された手すり、そして1度折り返しした際に出現する踊り場で構成されています。この階段のカーペットには未知の液体が染み込んで少々湿っているものの、The Lobbyのカーペットとは違い摂取した場合でも体調に異常が出てくる事はありません。ただ、匂いはそこまで良いという訳では無いため気入らないという人はマスクを着用することを推奨します。

　この階層では、基本的にこの様な構造物で構成された階段が延々と続いている様な構造をしているものの、踊り場には稀に物資が置かれている場合があります。物資の出現に関しては完全にランダムであり、ほぼ毎回現れる時もあれば、何十回も折り返ししても現れない場合もあります。物資の内容はアーモンドウォーター、エナジーバー、食料品、医療キット、小型から大型の武器などの有用なものから人間の髪の束、使用済み電気製品などのガラクタ、使用済みの缶やボトルなどの意味の無い物も入っています。基本的に毒となる物品は入っていないので発見した際は積極的に確認することが推奨されまうす。

　その他、この階層には踊り場などに稀に金属製やガラス張りの「ドア」が出現します。このドアに関しては不明な点が多く未確証な事象が多く存在するものの、おおよその考察などはできています。まず「灰色の金属製ドア」は踊り場にかなりの確率で設置されているドアです。このドアは鉄に酷似した物質で構成された灰色のドアで、表面は凹凸が非常に少なく滑らかです。ドアノブは何故か一切光を反射せず、これに触れた際この物体が含んだ独特の湿り具合による不快感を覚えます。しかし特に人体への危険性は確認されていないため、無視しましょう。このドアを開けた先にはランダムな階層に接続されていると噂されていますが、あくまで噂の領域を出ないため、未検証です。追記が求められます。そして、もう1種類存在するドアは「ガラス張りのドア」です。このドアはその名の通り金属に似た物質の枠にガラスの様な物質の透明な板が嵌め込まれた少し特殊なドアです。このドアはThe Frontroomsに接続されています。このドアは本当にごく稀に出現します。灰色のドアと同じ様に踊り場に出現します。このドアは光を発しており、太陽などの恒星から届く光とは違いこのドア自体が光源となり白色の光を発している様です。そして、このドアは通常開けることは不可能であり、先に何があるかは不明です。更に破壊は不可能であり、ロケット弾や爆弾などの文明の利器を用いて破壊することは可能でしょうが、このレベルに持って来るのが非現実的である限り不可能に近いでしょう。しかし、唯一開けることが可能なタイミングが存在します。下記を参照して下さい。

　以上がこの階層の主な空間構造の概要になります。この階層は無限に続いていると予測されています。同じ様な空間構造であるため非常に迷い易く、仲間と逸れた際には再会は難しいため常に集団行動を心がけましょう。

⭐︎特殊特性

　この階層には幾つかの特殊な特性が存在します。

　まず1つ目は「意図的に発生された音の変化」です。この階層では常に蛍光灯からThe Frontroomsに存在する物よりも大きなハム音（蛍光灯などの機器が発生させる「ブーン」という音）を発しています。これ以外の音は存在せず、このハム音を除けば全くの無音です。更に、この階層では会話は勿論足音などの意図的に発生した音は全て減少します。少なくとも半分以上に減少することが確認されており、視界に映っていても殆ど聞こえないということも珍しく無いそうです。この特性により、仲間同士での連携を取ることが難しくなります。常に集団行動を取って探索することが求められます。

　2つ目は「通信機器の使用不可能」です。この階層では未知の原理により無線機、携帯電話などの通信機器のみが使用不可能になります。スマートフォンなどの通信以外の機能が使用できる電子機器は何故か使用可能で、通信機能のみが使用不可能になっています。この性質により、至近距離での会話のみでしか意思疎通や連絡は不可能です。この性質が、この階層での探査活動を困難にする原因となっています。

　3つ目は「方向感覚の喪失」です。この階層は、上記の通り非常に酷似した構造を延々と繰り返した様な構成をしているため、此処に長居する」ことで方向などの感覚がだんだんと薄れていきます。これだけではあまり厄介では無いものの、仲間と逸れてしまう可能性もあるため非常に注意が必要です。

⭐︎イベント

　この階層では、幾つかのイベントが発生します。主に存在するのは精神的なハザードなどです。

　この階層では対象を焦らせたりする精神面を攻撃するイベントが存在します。最も頻度が高い物は「消灯」です。このイベントはおおよそ5時間に1度ほど発生することが確認されています。文字通りこの階層に設置される蛍光灯が全て停止しレベル全体が真っ暗になります。エンティティは存在しませんが、人工的な光源（懐中電灯、スマホのライト、ヘッドライトなど）は一切機能せず周囲の環境の視認が一切不可能になります。この状態で階段を登り降りするのは賢く無いのでやめましょう。しかし、このタイミングのみで可能な行動が存在します。この状態でのみ上記に出てきた「ガラス張りのドア」を開けることが可能です。「ガラス張りのドア」はこのイベント中でも常に光を発しており、もし同じ階に存在するのなら必ず視認することが可能です（ただ、そもそも「ガラス張りのドア」が珍しいためにこれに成功した人は非常に少ない）

　もう1つは「超低周波の一斉発生」です。これは10日に3時間のみ発生し、遭遇することは稀です。このイベントはランダムな階で発生します。一見普通の蛍光灯はこのイベント中にハム音を停止させ完全な無音になり超低周波を発生させます。この時超低周波を発生させる蛍光灯周辺の環境は未知の原理により超低周波以外の音波が全て消失します。これによりこの現象に遭遇した運の悪い者は超低周波による精神異常を引き起こします。これを防ぐには耳栓などの超低周波への対策が必要です。前触れとして、蛍光灯のハム音が急に小さくなっていく現象があります。

⭐︎入手可能な物品の一覧

　この階層では、踊り場の場所に偶に物資が配置されていることがある。入っている容器は様々で木製や金属製の簡易的な箱、リュックなどのカバン、麻や革で作られた袋などがある。物資は完全に容器に入っており、開けるまで内容物の確認は不可能である。

　［有用な物品］アーモンドウォーター・カシューミルク・エナジーバー・菓子類・加工食品・飲料水のボトル・ナイフ・包丁・銃火器・弾薬・包帯・火をつけると燃焼する結晶・衣服・電子機器

　［不要な物品］人間の髪の毛の束・クレヨンの箱・使用済み注射器・ネズミ・チョーク・期限切れのアーモンドウォーター・汚れた医療品・汚れた衣類・汚染された包帯・ネジ・ボルト

⭐︎脱出条件

　このレベルを脱出しThe Middlerooms Level 12に進むためにはとにかく上に登り続けることです。このレベルに入った場合、放浪者はランダムな階で目を覚まします。この階段は無限の様に感じられますが、絶対に最上階が存在します。諦めずに登り続ければ脱出は可能です。最速でも37時間、最長で21日間も掛かったという記録も存在します。

入口と出口について

⭐︎入口

・The Middlerooms Level 10の脱出条件を満たすとこのレベルに移動します。

・The Backrooms Level 11にごく稀に出現する雲を超える高さを持つビルに入るとこのレベルに移動します。

・The Backrooms Level 11.4にごく稀に出現する雲を超す高さのビルに入るとこのレベルに移動します。

・The Backrooms Level 0にごく稀に出現する螺旋状の階段を登ると低確率でこのレベルに到達します。

⭐︎出口

・このレベルの脱出条件を満たすとThe Middlerooms Level 12に移動します。

・灰色のドアに入るとランダムなレベルに転送されます（※補足あり下記を参照）

・ごく稀に設置されるガラス張りのドアに入るとThe Frontroomsに実在するビルの玄関口に転送されます。

・壁に向かってNoclipすると、The Middleroomsのランダムなレベルに転送されます。

ログ情報

⭐︎ログ1 発見時のビデオを元に作成

　まず、撮影者がこの階層の階段を登っている場面からカメラが回ります。湿った灰色のカーペット、荒く白い硬い壁が確認できます。レベル全体は明るく、探索し易い様子です。

　撮影者は壁が気になる様で、何回か壁に接触します。直ぐに手を離し何とも無い様子のため、特に異常などの特徴もない無機質な構造な様です。

　暫く進むと、奥に非常に明るい光を発するドアが出現します。開けることは出来ない様です。撮影者は気に留める事も無く進んでいきます。

　左方向を向くと新しい階段があることに気が付きます。撮影者は再び階段を登り始めます。

　最後、急に画面がブレます。恐らく何かのイベントがあったためでしょう。

⭐︎ログ2 音声情報

　The Middelroomsの新しい階層に到着しました､､､現在確認できるのは、ログ1でも確認できた様な階段が確認できる､､､（暫くの間ハム音と足音だけが続く）

　ドアを発見した､､､ログ1にあった様なガラス張りのドアじゃ無いけど、確かにドアがある､､､色は灰色､､､金属みたいだ､､､（31秒ほどの無音状態が続く）

　ドアはこれ以外異常はないな､､､開けてみます（ドアの軋む音と開くときの重い金属音が鳴り響く）

　何も見えないな､､､明るいが、特に何も見える訳ではない､､､別の場所につながっているのか？､､､取り敢えず進んでみよう、どうかFunには当たらないでくれ､､､（音声は途切れて砂嵐が流れる）

この音声データはLevel 3で偶然発見された、録音した人物の消息は今の所不明

下の画像は録音者が音声記録が入った録音用テープと共に残した画像