梵天の姫は愛されキャラ 十五話 楽園
正確に言うと、"言えなかった"
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やっぱり家出しているとはいえ
愛の力とは厄介なものだ
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私はもう戻らない
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戻れない
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竜胆に、あんなことを言われて
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あいつに合わせる顔もなければ
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どう振る舞えばいいかもわからない
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前みたいに笑いあえるだろうか
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ふざけあって、からかいあって
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そんな日常がもう一度
手に入るだろうか
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あいにく千冬に梵天のことを伝えることはできない
実家に戻ったと説明し、家出していると伝えた。
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はく 「私、何やってんだろうね。思い切って家出したのは良いものの、未練タラッタラの馬鹿女でさ。」
千冬 「どうせお前のことだから、向うでも遊びまくってたんだろ?」
はく 「......うん。」
千冬 「一度笑いあった仲間なら、きっとまた笑いあえる日が来る。二度あることは三度ある....ってな!w」
はく 「なにそれ、無責任だなぁwでも....。」
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千冬がそういうなら、そうかもね
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はく 「よし、私、決めたよ。」
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実家に帰る
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千冬 「あぁ、そうしろ。ま、いつでも来ていいからさ。気軽に来てよ。」
はく 「うん。ありがと、千冬。」
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はく 「ただいまーって.......え?」
竜胆 「俺のせいだ、俺があんなこと言ったから......。」
蘭 「はくちゃん、連れ去られてないかな。はくの魅力なら、キャバ嬢とかに勧誘されてもおかしくないよね!?それかどっかのヤリ○ンに犯されてるとか!?ますます嫌なんだけど!?はぁ!?!?!?💢💢」
万次郎「はくが帰ってきたらどんなお仕事を頼もうか....。やっぱり体に教え込むのも上司としての役目だからな。dv系でするか.....普通に18禁で攻めるか....。でももし犯すとしてもどんなプレイにしようかなぁ..........🖤🖤🖤」
春千夜「んだよあいつ!!急に消えやがって!?!?なんでだよ!!やっぱりあのくそ女のせいか!?!?もっと残酷な殺し方がよかったか!?!?はく!!頼むから戻ってきてくれ!!!」
鶴蝶 「まぁまぁ、時期に帰ってくる。落ち着け」
九井 「.....................ハァ。」
はく 「あの.....ただいま....!!!」
万次郎「はくおかえり!!早速だけど今日の夜俺の部屋に来てね!!強制!絶対だよ.......?もし来なかったら.....覚悟しといて?」
蘭 「はくちゃん!!!今までどこ行ってたの!?!?けがは?無事??大丈夫???」
春千夜「てめぇ勝手に消えやがって!!今度消えたらただじゃ済ませねぇからな!!」
竜胆 「無事で.....良かった(涙)」
はく 「あは、みんな大袈裟だなあw心配しないでよww」
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ここは私の牢獄
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逃げることはもちろん
他人との接触も許されない
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きっと千冬のことを話せば
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すぐに消しに行くだろう
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でもここは
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私の居場所
楽園
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私だけの
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天国なんだ
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最近コメントできてなくてごめんね!!
13話も14話すごくよかった!
15話読んでて楽しかった
かいてくれてほんとにありがとう!