仮面ライダーギーツ✕大病院占拠fanmadeオリジナルストーリーデザイア神殿占拠EP.0 鬼の復活とグレアの余興

｢ダァ､もう面倒くせぇなぁ｡｣

武蔵三郎は、休日なのにパトロールの要請が入り､不機嫌気味だった｡

｢しょうがねえなー｡｣

｢っし!!｣

気合を入れてパトカーの運転席に乗ろうとすると､妙なものが見えた｡

｢ん･･･､あれは､銃器か?｣

―だとしたら町が危ない。

彼は突然パトカーから離れると､銃器を担ぐ男の顔を見ようと努めた｡しかし､男の顔はとある面に包まれていた･･･｡

灰の･･･､鬼!!

なぜだ･･･､なぜいる!?なぜ鬼がいる?!

その後､密かに盗聴器を投げ､そちらの音声を聞くと､たしかに1年少し前の事件の灰鬼の正体･常陸潔外科医と､奥にはその娘の桃鬼・常陸亜里沙もいることが判明した｡

｢待て･･･｡｣

追おうとしたが､二人は謎の映像のバグにかき消されるように､見えなくなった｡

その頃､デザイア神殿では―｡

デザイアグランプリの休憩中であり､ギロリはコンシェルジュとして働いていた｡(あれ、時間軸戻ってない?)

そして､ギロリが浮世英寿を倒すため物陰に隠れてヴィジョンドライバーを構えた瞬間､その手からヒョイとドライバーを奪ったものがいた｡

(赤い､鬼の面―!?)

驚くギロリ｡

それを他所に､赤鬼はグレアに変身し､ギロリを捕縛するのだった｡

時を同じくして留置場｡そこには、再捕縛された大和耕一がいた｡

しかし､官吏が向こうを向いた瞬間に彼は部屋の秋にあるダンボールから謎のドライバーとコアIDを取り出して･･･!?

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第1章に続く!