追憶、そして後悔
この前、弟から手紙を貰った(正確には先生を通してだけど)、、、、読んだけど、、、、、あぁ!言葉にできない!もどかしい!てかてかこの手紙の内容的にこの子死ぬ気でしょ、お父さんが貰ったものとも照らし合わせてみたけど、絶対そう、「これまで通り」接してなんて言われても、無理
止めないと、そう思ってさ、夜中に病院へ向かって、受付に確認して、結構待たされて、名前を呼ばれて、先生に連れられて、部屋に入って、弟と目が会った、暗くて消えそうな、綺麗な目、「あっいらっしゃい、お姉ちゃん!」顔に合わない、元気な声で弟が
━━━「手紙、読んだ?」━━━私が話題を出す前に手紙のことを言った、
私は「うん、読んだよ」それしか言えなかった、
それから沢山話して━━━━自殺のことは何も咎めずに、話して、病院を出た、帰り道で「これまで通り」を思い出すためにこれまでのことを思い出した
ちっちゃい頃、私は弟をお兄ちゃんとして扱っていた、かっこよく見えてた、でも日に日にさぁ、あっこの子頼りないなって思って弟扱いした、弟も私を姉扱いした、この関係はしっくり来た、、、
そういえば、弟といちばん長く一緒にいたのは双子の私だった、学校も一緒、塾も一緒、ずっと一緒。クラスは違うから、弟がどんな風に人に思われているか知らなかった、私の中の弟は、元気で友達が多くて、いい子だった
その偏見が弟を苦しめてた
弟が自傷をしてた時、私はこう言ってしまった「なんでこんなことするの!?いい子だったのに!これじゃそこらにいる奴らと一緒だよ!」、、、、こう言ってしまった、私の中の弟を殺したくなくて、でもこれが結局、弟を殺した、、、、、、あぁだめだ、「これまで通り」が思い出せない、まだ幸せだった頃とその幸せが壊れたときのことばっかり思い出す、
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あっ!わかったよ「これまで通り」が、、簡単だったね
弟に期待して、明るく、綺麗な言葉を使って、自分を殺して接するの、あの時、弟と私はどっちも別人だったんだよ、死んだ互いを、生きてると思って接していた、死体だったんだよ、これが「これまで通り」、私と弟の望んだ、理想の関係
弟が、、、弟”だった”ものが、死んでしまうまで、、、私も我慢する、私も行くよ、君を真似して、君と私の誕生日に、、、、行くよ