【曲パロ】愛してる。

※「僕」は女の子です。

僕は、女の子の友達に恋をした。

大好きだった。本当に。恋だった。

お揃いのキーホルダーだって買った。

それほど大好きな大好きな友達だった。

でも「愛」が悪い方向に向かってしまった。僕の独占欲のあまり、あの子をいじめた。

いじめれば、僕の方に来ると思った。僕に助けを求めに来ると思った。

_______親友は死んだ。

正確に言えば自殺をした。

僕はその現場をみた。怖かった。頭が真っ白になった。

大好きな人が死んだ僕の生き筋なんてない。

只々苦しい日々。

僕はとある日、思いついた。自分も自殺をすれば良いのではないか。と。

あの子が自殺した「踏み切り」へと飛び出した。

あぁ、いつ電車が来るかもわからない緊張感。

その時。君が現れた。

死んだはずの君の声がした。

あぁ、いっそのこと僕に取り憑いてくれ。

そう願った。

ばいばい。

蝉の声がする夏が消し去った白い肌の少女。

その少女は霊になった。

名付けて。

少女レイ

「song.少女レイ　　みきとP」