世界のサヨナラ/そらね

７年前、

君はいなくなりました。

僕の前から。みんなの前から。

別れの合図は何だったのですか？

うるさい。これが“後悔”。

　

　

後悔とか苦しみとかわからない癖に

わかった風にしないでよ。

　

　

全てもう諦めたいから。

　

　

　

放っておいて。

　

　

　

２年前、

僕は真剣に考えました。

君のこと。君の身内のこと。

みんな口開けば「私もだよ」ってなんですか。

おかしい。これが“綺麗事”。

　

　

　

綺麗事とか共感とか苦しい過去を

何もなかったようにしないでよ。

　

　

全てもう捨てたいから。

　

　

「いいことあるよ」とか腹が立って。

　

「そうだよね」とか苦しくって。

　

全て僕が生きているから？

　

みんな猫をかぶってしまうんだ。

　

僕なんか大丈夫。

そう願いたかった。

　

死んでなかったら、生きていたなら、

私は君を助けていたでしょうに。

友達への想いを込めた僕の歌。

サヨナラ。

　

　

　

　

　

あとがき

ほぼ実話です

　

７年前友達が亡くなりました。

２年前中学生になり、友達という幸せに気づきました。

というか気付かされました。

本当にこんな私でも君は楽しい人生だよって言ってくれました。

今もちゃんと覚えてる。

これが黒歴史になることなんかわかってる。

けど亡き友達の想いを込めた私の歌。

どんなにこの世界が憎たらしいか。切ないものか。

この世界が何故無常感なのか。

死ぬ寿命がわかっていたなら私は後悔してない。

人生短かった友達へ。

私と仲良くしてくれてありがとう。

絶対に忘れません。ありがとう。