帰る道 ちょいホラー
※この小説は本アカで書いてる小説とは全く異なります、オリ小説です、少しホラーかもしれません、単発、別に本アカの小説が思い浮かばないから気分転換に書いたわけじゃないからね〜ヒューヒュー(下手な口笛)
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私は今、帰り道を歩いている、下校中だ、私は学区外なのもあってこちら側にくる生徒は私1人だけと言っても過言ではなかった、いつもと同じ景色、空の色は春が近づいてきたのもあってか、部活後でもオレンジ色の所が見えない
寒いなぁ、はぁ
思わず、口に出した、今日は上着を朝暖かかったので家に置いてきてしまった、だがここで気がついた
空の色と温度があっていない?
まだ、明るいのに、午後なのに、気温が朝より冷えるのはなかなか不自然である、その時、枝が矢印に落ちていて自分の向かってる方向とは反対方向をさしていた、見てしまった、「それ」を
!...
人は本当に恐怖した時、声いや思考すら回らない、文字通り、頭が真っ白になるのである
私は何も考えられなかった、それを、ただそれを見つめることしかできなかった、生存本能ですら破壊するその恐怖に私はもう、畏怖や信仰の念すら抱かない
それはゆっくりと確実に魔手を伸ばしてきていた、ここまできてようやく頭が情報を処理し始めた、その行動は無意識的なの物であり、意図して止められない、情報を処理してしまっていた、状態がさっきより悪化した気もしなくもなかった、それの見た目を認知した、所々に骨や臓器が飛び出て血肉と白の斑点、いや骨のかけらだろうかそれで染められている、どうやって動いてるのかわからない、でも匂いはしない、だが冷たい、まだ8メートル程離れているのに、温度をMAXまで下げたシャワーを浴びてるかのようだった
ぉぁぃぇ
子音が喋れない、母音すらも喋れてるかも怪しい
ぉ...ぇ...
静かに胃酸と血を吐いた、極度のストレスからか血も吐いた
ゆっくりとそれは迫ってくるもうあと5メートル程である、もう走馬灯は見終わったのに
ここまできたら逆に冷静になる展開の方がよかったかもしれない、でも私の頭じゃそれは無理だ
私はもう覚悟を決めた、もうここで死ぬ覚悟を
もうそれは3メートルの所まできている、いや私が見ての大体だからそれよりもっと近い
あと1メートル、もう神にすら願えない
それが過ぎ去った
私はまだ、生きている、生とはこういう時にするものである、満たされていない時に感じ、満たされている時に感じない、ある時に気づかない、ない時に気づくそれが人間である、