整数問題bot解いてみた#1
(主は頭が悪いので間違えてるかも)
【問題】
[11]pを整数とする。x²−px−1=0の異なる2解をα,βとおく。このとき全ての正の奇数nにおいて(αⁿ−βⁿ)/(α−β)は2つの整数の二乗和で表せることを示せ(2013年第一回駿台全国模試4、易)
【解答】
方程式x^2 - px - 1 = 0の2解を
α,β(α≠β)
と置く。解と係数の関係より
α+β=p, αβ=-1
が成り立つ。問題の数列を
U_n = (α^n - β^n) / (α - β) (n ≥ 0)
と定義すると、以下がただちに従う.
U_0 = 0, U_1 = 1
α^(n+2) - β^(n+2) = (α+β)(α^(n+1) - β^(n+1))- (αβ)(α^n - β^n)
より
U_(n+2) = p U_(n+1) + U_n (n ≥ 0)
これは U_n がすべて整数であることも示している.
M = ((p, 1), (1, 0))
を考える.帰納法で
M^n= ((U_(n+1), U_n), (U_n, U_(n-1))) (n ≥ 0)
が成り立つことを示す.
(n=0は自明、n→n+1も漸化式を使えばOK)
正の整数 k に対し
M^(2k+1)=M^kM^(k+1)
と表せる.
左辺の右上成分はU_(2k+1)、右辺の右上成分は行列積計算より
U_(k+1)^2+U_k^2
となる.したがって
[U_(2k+1)=U_(k+1)^2+U_k^2](k≥0)
が得られる.
n を任意の正の奇数とおくとn=2k+1と表せる.上の恒等式によって
(α^n-β^n)/(α - β)
= U_n = U_(2k+1) = U_(k+1)^2 + U_k^2
が成立.右辺は2つの整数U_(k+1),U_kのそれぞれの二乗和である.
よって
(α^n-β^n)/(α-β)
は任意の正の奇数nについて「2つの整数の二乗の和」として表せることが証明された.
【感想】
なんとなくカッシーニに似てる
大数評価だったらBかな?知らんけど
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