【毎日小説投稿2日目】あの夏の天の川 第2話
ピピピピピ・・・
星華の目覚まし時計の音が響く。
「うーん・・・」
カチッ
「今日から学校かー・・・・・・あ・・・宿題、前の家に忘れた・・・取りに行くか・・・」
(手紙書いていかないと・・・)
2分後・・・
「行ってきまーす・・・」
ガチャ
(走っていかないと、間に合わない・・・最悪だ・・・)
その頃理玖は・・・
「・・・ねむ・・・あれ?星華は?・・・ん?手紙?」
理玖が机の上に置いてあった手紙を手に取った。
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べにさんへ
すみません。
宿題を、前の家に忘れてしまいました。
なので、取りに行くために、早めに家を出ました。
星華より
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「ったく、少しは大人を頼れよ・・・仕方ねぇなぁ、車で送ってやるよ、学校まで!」
「ぜぇ・・・はぁ・・・や・・・やっと、着いた・・・30分全力疾走は流石に辛い・・・」
星華が前住んでいたアパートに入ろうとしたその時、べにさん(理玖)の声がした。
「おーい、学校まで送ってやるよー。早くとってきなー。」
そう言われ、星華は全力疾走で宿題を取りに行った。
「あ、あの・・・」
「なんだ?」
「その、ありがとうございます・・・送っていただくなんて・・・」
「いいってことよ!俺が好きで、来てんだから。」
「はい。」
その時の星華の顔は、分かりずらいが、少し笑っていた。
「おい、着いたぞー、起きろー。」
「うーん・・・もう、着きました?」
「おう。門が開く時間ぴったりに着いたぞ!」
べにさんと星華が車から降りた。その瞬間・・・
きゃああああ!!!!
女子たちの悲鳴が聞こえた。
叫んでいた女子の目線の先を見ると・・・
「まって、やらかした・・・ちょっと手伝って。」
「すみません。俺、女の人苦手なので・・・」
「うそでしょ!?」
「それじゃあ、また後で・・・」
「クルさん、助けて・・・」
結局、車動かすからどいてと言ったら、道ができ、逃走したべにさんだった。
パン屋にて・・・
「ベニさん?クマ、すごいよ?大丈夫?」
「大丈夫だと思う・・・?」
ベニさんが疲れ果てていた。
「僕は大丈夫だと思う。だって、普通にパン作ってるんだもん。」
「まぁ、大丈夫なんだけどさぁ、星華の学校のjkにつかまってさぁ・・・」
「あーね?人混みに行くと、毎回つかまるもんねー。べにさん。」
べにさんが「あっそういえば」と何か思い出したように言った。
「今朝さ、星華が少し笑ったんだよ!わかりずらいけど!」
「そうなんだ!はぁー、よかったぁー。あの子全然笑わないからさぁー・・・」
カランカラン
お店のドアが開く音がした。
「クルさん!接客よろしく!」
「はーい!・・・おはようございます。今はクロワッサンが焼きたてです。どうなさいますか?」
学校にて・・・
「パン、お昼ご飯にしたいな・・・帰ったら聞いてみよ。」
「1限目始めるぞー。」
教室の中に先生の野太い声が響いた。
こうして、今日が始まった。
メッチャ面白かった!!星華くん性格良さそうだね!
30分全力疾走お疲れ様🍹
てかベニさんめちゃモテだね!
小説頑張ってね!🎌