【夏の思いで総選挙】君と。
向日葵が咲き誇るころ。
私はあなたが大好きです。
そんな思いはもう届くはずない。
そう。あなたはもういない。
もっと早く歩いていれば、家に帰っていれば
あなたは屋上から飛び降りることはなかったかもしれないのに。
もう少し早く産まれていれば同じ学年だったのに。
もう少し家が近ければ間に合っていたかもしれないのに。
もう意味もない後悔がぐるぐると頭の中を回っていく。
今日はあなたと一緒に線香花火をした、思い出の日。
あなたに告白されて涙した日。
ここから見える景色が嘘のように綺麗だ。
「このベランダからあの橋の下の向日葵畑が見えるんだね!綺麗!」
「もし、俺が死んだら、あの向日葵を供えてほしいなぁ~」
「俺、花の中で一番好きなんだ~!」
もう、君は「自殺」することを決めていたの?
なんで「向日葵」が好きなの?
なんで私なんかに「好き」と言ったの?
届かない疑問がぐるぐると巡る
私は考えるよりも体が勝手に動いていた。
ついたのは向日葵畑。
明日は、、、あなたの命日か。
ソッと優しく花を抜く。
そして、私があなたにいつかあげた、「シロツメクサ」の冠のように丁寧に編んでいく。
ピトッ
アゲハチョウが目の前の向日葵に止まる。
そのとなりに別のアゲハチョウが止まる。
そして、先にとまったアゲハチョウが逃げるように飛んでいく。
なぜか、涙が出てきた。
私とあなたに照らし合わせてしまったから?
そして、冠とあの日一緒にやった線香花火を手に墓に行く。
あぁ。私って幸せなの、、、かな?笑
でも、少なくとも私はあなたと一緒にいれた時間を心にいれて、
あなたの分まで生きていくから
「天から、、、見ててね」
私の涙は花火のように儚く散った。
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