隣の席の猫山さん 4

3 2025/09/22 20:51

僕は今、どうしたら良いのだろう...右に学校ですでに有名になっている、僕の友達【猫山 鈴】。左にクラスの陽キャ(凄いモテる)【成瀬 虎太】。これが〝両手に花〟か...だが少し困っている。何故かすずとこーくんが僕のことで張り合っているらしい。

「あ、あのさ...こーくん、すず。学校に入らない?」

「待って、けん。まずはこのお馬鹿な虎にしっかり言っとかなきゃ気が済まないの!」

「それはこっちのセリフなんですけどー!たっくんと友達歴が長いのは僕意外居ないんだから!この、泥棒猫!」

と言うようにさっきから口喧嘩ばっかり。困ったなぁ...僕は二人を引きずりながら靴箱まで来たけど、もともと力がない僕は二人を引きずるのがこれが限界だ。僕はハァハァと息切れしながらどうしよう、と思っているとおはよー!と挨拶してきた子が居た。その声は!と後ろを振り向くとお友達と一緒に登校してきた妹の【笹山 依兎】がいた。

「い、いとー!アイス奢るから手伝ってくれない!?」

「え?何?どういう事?」

僕は経緯を説明すると依兎がオッケー!と手伝ってくれた。僕はこーくんをズルズルと引っ張って、依兎はすずを引っ張っていく。僕は依兎にお礼を言うとニコっと笑っていいよ!と言ってくれた。シスコンと言われるかもだけどやっぱ依兎は優しいなぁ...こーくんも久し振りに依兎に会い落ち着いたみたい。すずは僕と依兎が話しているとムッとしていたが気づいたら機嫌が良くなっていた。僕は依兎と別れて自分の席に座る。でも二人は僕から離れない。

「早く席につきなさいよ!そろそろ授業が始まっちゃうわよ!」

「いやだね!今日は席替え...絶対にたっくんの近くの席に...」

二人は僕を挟みメラメラと対抗心を燃やしている。僕は苦笑するしかない。みんなでワチャワチャしていたらねぇ、と誰かが話しかけてきた。声がした方に目を向けるときれいな黒髪、星のような瞳が目の前にあった。びっくりして後ろに倒れそうになるがこーくんが居たおかげで倒れずにすんだ。

「ねぇちょっと虎太借りていい?」

「え、えっと誰ですか?」

僕は自己紹介した時緊張しすぎてみんなの名前を覚えていない。

「はぁ!?嘘でしょ!聞いてなかったの!私は【葉月 豹香】!好きな食べ物は肉!よろしくね!」

と少し怒ったように言い放った。

「え〜僕に用?君が僕に何の用があるの〜?」

面倒くさそうにこーくんは言った。はぁ!?と葉月さんは怒った。

「なんであたしがあんたなんかに!用があるのはあたしじゃなくてこの子よ!」

そう言うと葉月さんは小さくなった女の子を押し出した。女の子は小さく縮こまり震えている。何故か耳まで真っ赤だ。女の子は可愛らしい。手も足も細く華奢な女の子。こーくんは、ため息を付き女の子を連れて廊下に出ていってしまった。何をしているんだろう...は!もしかしてこれは〝闇取引〟って何を取引するんだろう。僕はムムムッと考えているとこーくんはすぐに帰ってきた。手には袋いっぱいに詰められたクッキーを持っている。いいなぁ僕クッキー好きなんだよなぁ...

続く

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その他2025/09/22 20:51:21 [通報] [非表示] フォローする
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