辛島姉妹と僕の謎解き4
あらすじ〜...は飛ばすよ〜。本編レッツラゴー!
「...よし。もう一度誘い出してみよう。今度は犯人がどうしても我慢できないくらいの『最高のプリン』を囮にしてみよう」
僕の提案に、氷華さんの瞳が期待の黄色と喜びのピンクに変わった。
「いいわね。なら私が老舗から取り寄せた、『極み・金箔プリン』を用意するわ。...勿論、視察用よ?視察用!」
氷華さんは顔を赤くしながら言い張るけど実際は自分が食べたいだけなんじゃ...
一方、炎華さんは氷華さんを見てニヤニヤしながら、能力で部屋の温度を少し上げて準備万端だよ、と言いたげな顔。
「ユーマ君、準備オッケー!私が窓際に隠れて見張るから、犯人が来たらお姉ちゃんの氷で固めて封じ込むんだよね!」
「...居眠りしないでよ?」
「しないし!」
〜作戦開始〜
日が沈み、校舎はオレンジ色に染まった頃。冷蔵庫の中で神々しく輝く『金箔プリン』。僕等は息を潜めて。部屋の隅や棚の影に隠れた。
(バサッバサッ!...トントン...)
窓の外から、羽を羽ばたく音が聞こえた。例の「白いカラス」だ。カラスは器用に嘴で鍵を開けて冷蔵庫に一直線で向かった。
「今よ!悠真、炎華!」
氷華さんの合図で僕等は飛び出した。
逃げ道封鎖のため思い机を窓際に動かし窓を塞ぐ。
部屋中の水分を凍らせ、カラスの足を床に固定する。
逃げようとするカラスの周りの温度を上げ、上昇気流を作り飛びにくくする。
「ッカァ...!?」
カラスはパニック状態になり羽をバサバサとさせ飛び立とうと暴れた。するとカラスの羽から一通の小さなメモがひらひらと舞い降りた。拾い上げると
【プリンの代金は旧館の屋上に置いておいた。次は『炎の宝石』をいただく】
...犯人はとても厄介みたいだ。
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