暇だったので書いてみました

1 2026/05/22 21:50

意味がわかると怖い話:「完璧な留守番」

小学3年生のケンジは、初めて一人で留守番をすることになった。お母さんが出かける前に「絶対に玄関の鍵を閉めて、誰が来ても開けちゃだめよ」と厳しく言いつけられた。

ケンジは言われた通りにすぐに鍵を閉め、リビングでゲームをして遊んでいた。

しばらくして、玄関のインターホンが鳴った。ケンジは「誰だろう?」と思ったが、お母さんの言いつけを思い出して無視した。

「ケンちゃーん、タクヤだよー。遊びに来たよー」

親友のタクヤの声が聞こえた。ケンジは少し迷ったが、やっぱり開けなかった。

その数分後、再びインターホンが鳴った。

「ケンジくん、お母さんから頼まれてプリントを届けに来たの。先生よ」

今度は担任の先生の声だった。いつも優しい先生だが、ケンジはやはり開けなかった。

その後も、お父さんの同僚や、隣のおばさんなど、次々と知っている人の声でインターホンが鳴り続けた。

ケンジは怖くなったが、お母さんの言葉を信じて、一度も玄関を開けなかった。

夜になってお母さんが帰ってきた。ケンジは泣きながら、今日あった出来事を全て話した。

お母さんはケンジをぎゅっと抱きしめて、「偉かったね、ケンジ。完璧なお留守番だったわ」と褒めてくれた。

ケンジはほっとして、その日はぐっすり眠った。

解説

この話の怖い点は、インターホンが鳴った相手が、本当に「知っている人」だったかどうか、という点にあります。

* ケンジは、インターホン越しに聞こえる「知っている人の声」を聞いて、その人たちだと信じています。

* しかし、お母さんはケンジを抱きしめて「完璧なお留守番だった」と褒めています。これは、ケンジが決して玄関を開けなかったからです。

* もし、インターホン越しの相手が本当にケンジの知人(親友や先生)であれば、お母さんは「せっかく来てくれたのに、開けてあげればよかったのに」と言うか、あるいは相手に申し訳なく思うはずです。

* お母さんが純粋にケンジを褒めているということは、**インターホン越しの声は、知人になりすました「何か」**だった可能性が高いのです。

* ケンジは、家に入ろうとする危険な存在から、無意識のうちに家を守ったことになります。

この話は、常識的な行動の裏に潜む、見えない危険を示唆しています。

いいねを贈ろう
いいね
1

このトピックは、名前 @IDを設定してる人のみコメントできます → 設定する(かんたんです)
画像・吹き出し

タグ:

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する
その他2026/05/22 21:50:03 [通報] [非表示] フォローする
TTツイートしよう!
TTツイートする

拡散用



画像・吹き出し
タグ:

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する