『werty─和尚の家は反抗期─』
『werty─和尚の家は反抗期─』
今日は湯来和尚の寺に総理大臣の田岸津辺夫が訪問する日だ
湯来和尚はこの日のためにずっと寺のトイレを磨いていた
前日の夜、寝過ごすわけには行かないと湯来和尚は世界中のありとあらゆる時計やスマホのタイマーをセットしていた
この状況を反抗期の家は黙ってみていなかった
湯来和尚の家はすぐさま近くの工事現場から防音シートを奪って家の周りに貼り付けた
…しかし、家は和尚がスマホを持っていることを忘れていたのだ
和尚の部屋にスマホの声が鳴りひびく
家はすぐさまスマホを風呂場に移動させて熱湯につけた
しかし家はこれがスマホにとってどれほど苦痛なものなのかを理解していなかった
「ぎゃああああ」
家の中にスマホの悲鳴が轟く
和尚の目が開き始めた
すぐさま家は近くのおばさんから香水を奪ってそれを湯来和尚の部屋にばらまいた
ところがその香水はおばさんの加齢臭に汚染されていた
それに湯来和尚の加齢臭が反応した
二人の加齢臭は永遠の愛を誓ってさらなる強烈な匂いを生み出した
気づけば湯来和尚の目はガンギマリだった
こうなったら…と家は地面と協定を結んで地震を起こした
世界中の家は地面の舞踏会に巻き込まれて気絶した
しかし、湯来和尚の家は地面と協定を結んでいたのでどんな強い揺れでも気絶することはなかった
湯来和尚は寺のトイレを確認するために家から出ようとしたが、家は反抗期なのでドアを開けることはなかった
そこへ一人の男が現れる
「湯来和尚!俺はお前のことが好きだ!」
彼の名は川口。湯来和尚に永遠の愛を伝えるために空中浮遊をしながら此処へ来た
和尚の家と川口の決闘が始まった
はじめは地面と協定を結んでいる和尚の家が優勢だったが、川口も負けずに抵抗し遂に家に穴を開けることに成功する
「痛いよママ!」
泣き叫ぶ和尚の家の中にウイルスとして潜入した川口は部屋の中で〇〇の〇の〇〇を視聴して人生の幕を閉じようししていた湯来和尚を見つけた
川口と湯来和尚は共に永遠の愛を誓って共に〇〇の〇の〇〇を視聴した
反抗期だった和尚の家も心を入れ替えて二人と永遠の愛を誓って共にそれを視聴した
…その日々が1日…いや、1年ほど続いたのだろうか
ある日、川口と家が異変に気づく
鈍感な和尚は何も感じ取れていなかったので川口がすべてを説明した
「湯来和尚、地球はもう時期爆発して散る」
「そんなぁ…!俺達の故郷が…!」
和尚と川口が自らの故郷がなくなることを悲しんでいる間に家は月へ飛び立つ準備をしていた
家がテレビ越しに喋る
「発射まで3…2……」
「1」
家は永遠の愛を誓った2人とともに月へ飛び立った
その最中、和尚と川口は地球がどうにかならないかを話し合っていた
「こんなのはいやだ…!地球は俺の故郷だぞ…!」
川口が頬を赤らめながら口を開く
「なぁ和尚…俺達で赤ちゃんを作らないか?」
悲しみに溢れていた和尚はそれを了承した
だが儀式の途中で和尚がある異変に気づく
「なんか…めっちゃ…いき…ぐるしくないか…?」
3人は宇宙に酸素がないことを知らなかった
和尚と川口は意識が朦朧としながらも赤ちゃんを産んだ
そしてその瞬間、ともに息絶えた
家はちょうど月に着陸したところだった
…それから数十年、家は二人の代わりに赤ちゃんを育てた
そして育てていくうちにこの赤ちゃんは地球だということに気づく
だが何十年経っても家は地球を旅立たせなかった
家は地球が本当にうまくやっていけるのか心配だったのだ
しかし、数年後地球にも反抗期が訪れた
地球は家が就寝している間に家を飛び出していった
だが外に出るとそこは暗黒の世界。宇宙の力で地球はどんどん家から引き剥がされていく
その瞬間、地球に”戻りたい”という感情が出てきた
「母さん!!」
その声で家は目を覚ました
「地球!何やってるの!?早く戻ってきなさい!」
「けど…戻れないんだ!助けて!」
家は迷いに迷った末に月から足を離して地球を追おうとした
だが月にも反抗期が訪れていた
「駄目!お前は俺とブラックホールに飲み込まれるまで過ごすんだ!」
家は月の引力に引き寄せられていく
「やめろ禿!」
家は必死に地球のもとへ行こうとした
家の目には地球がかつての二人のように見えていた
必死に抗う。しかし月の重力はそれを許さない
結局二人は離れ離れになってしまった
こうして家は月と余生を過ごすことになった…
しかし、家は地球を失った怒りで自爆特攻を行った
和尚の家は反抗期だった。
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