【君がいたから】第4話 「記憶喪失」
私は急いで救急車を呼び、おばあちゃんを病院へ連れて行った。
でも、救急車の中でも、おばあちゃんの意識はなかった。
めいは残っておばあちゃんの家を詳しく見てくれるそうだ。
病院に着き、私は病室でおばあちゃんが意識を取り戻してくれないか必死で願った。
すると………おばあちゃんの目が明いた。
あすか「お、おばあちゃん!」
おばあちゃん「君は誰なんだい?ここはどこ?」
あすあ「へ…?」
そう、おばあちゃんは記憶喪失になっていた。
あすか「私だよ?あすかだよ!」
おばあちゃん「ごめんねぇ…。もうおばちゃんもとしだから…。」
あすか「孫だよ!孫!」
おばあちゃん「えぇ…?それより、何で私は病院なんかにいるんだい?」
あすか「家で倒れてたよ…。だから救急車を呼んで病院へ搬送されたの。」
おばあちゃん「へぇ…。おばあちゃん何も覚えてないなぁ…。」
おばあちゃん、私のことまで忘れてしまったんだ。
何だかすごく悲しかった。
おばあちゃん「ただ、これだけは覚えてる。私にはとっても可愛い息子がいるんだよ。頑張り屋さんで、毎日一生懸命働いてね…。今すぐに会いたいなぁ…。」
私は胸が痛かった。
おばあちゃんの大切な息子をこんな風に私が…。
あすか「…。ねぇおばあちゃん?もしその息子が死んじゃったらどうする…?」
おばあちゃん「きっと私は自分を犠牲にして、死んでしまうと思う…。」
どうしよう。どうしよう。
私が本当の事を言ったら、おばちゃんは本当に自分を犠牲にしてしまうのだろうか…?
すごく怖かった。
するとそこへ、おばあちゃんの家を調べていためいがやってきた。
おばあちゃん「おやおや。その子は誰だい?ずいぶんと綺麗な顔だねぇ。」
あすか「この子は私の友達のめい。命の恩人なんだよ!」
おばあちゃん「そ、そう…なん…だ。」
おばあちゃんはまた苦しそうにしている。
私はめいに全てを話した。
おばあちゃんは記憶喪失で、息子の事だけは覚えていること。
もし息子が死んでしまったら自分を犠牲にして死んでしまうかもしれないことを。
あすか「ねぇ…どうしよう…?何とか…できない?」
めい「私がやるよ。」
あすか「本…当に…!?」
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はーい
今回は長すぎましたw
ここまで読んでくれてありがとん
続きの第5話も待っててねぇ~
誹謗中傷は許さないよ、、、