第2期【小説】「ともだち」2(終)
第1期より暗い表現が多いです。無理な方はご視聴をお控えください。
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ゆうと「僕は、小学5,6年生の時、いじめっ子だった。5年の1学期、両親がいない(離婚で離れていった)せいでみんな離れていった。だから、こんなことなら、みんなをいじめてやろうと思って、関係ない子も巻き込んで、いつも殴り散らかして、暴言を吐いて、病気で車椅子の子がいたんだけど、その子の車椅子を壊してって感じだった。」
空ラ「、、。」
ゆうと「でも、一番のターゲットがいた。つかさっていう子。その子には、水をかけたり、吐くまで腹パンしたりして、、、、、、、、、」
ゆうと「その子は、自殺したんだ。」
空ラ(ビクッ)
ゆうと「その6年の終了式の時、校長先生が遺書を読んだ。」
お父さん、お母さん、そして、学校の友達へ
この遺書を読んでいるということは、私はもう死んでしまっているのですね。理由は、学校の1人からいじめを受けていたからです。
つかさは、性同一性障害により、性別が分からなくなってしまうことが多くなりました。手術をするたびに、トイレに行くところも変わるし、友達も変わるしで、いつしか、友達が1人もいなくなってしまいました。
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本当は、もっと生きたかった。
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ゆうと「ここで僕は、知らない涙の感情があふれてきた。俺、なんで泣いてるんだろうって、自分でもわかんなかった。」
こんな障害がなければ、最初から親が直してくれていたら、もう少しだけ楽しい人生を生きていけたのかもしれないです。別に両親を攻めてはいないです。
正直、つかさはこんな人生に楽しいと思える時間はここ2年間1秒もありませんでした。家にいる時間も、どうやって証拠を消せばいいか、障害をなくすことはできないのかと思いました。なので皆さんにお願いがあります。つかさの分まで楽しく生きてほしいです。1秒でも長く楽しいと思える時間があれば皆さんは幸せです。つかさは皆さんの笑顔で楽しそうな姿を、天国で見守っています。ではさようなら。
つかさより
ゆうと「この時遺書を聞いて初めて僕がやったことが分かった。なぜか、つかさはどんなにつらかったのかがわかるようだった。それで、僕は決心した。それは、
本当は大好きだったつかさのような、優しくて頼れる人になろうってね。」
ゆうと「こんな僕、最低だよね。こんなこと隠してて、ごめん、」
ゆうと「もう僕に付き合わなくてもいいよ。ごめんね。」
ゆうとの目には、涙が浮かんでいた。
空ラ「他のクラスメイトが見捨てても、僕は絶対ゆうとを見捨てない」
空ラの目にも、涙が浮かんでいた。
ゆうと「、、、、、、」
空ラ「だって、その時のこと、反省してるし、その時泣いたなんて、とっても優しいじゃん。そんな人と一緒にいて、嫌なわけがないよ!」
ゆうと「こんなの僕と、友達でいてくれるの?」
空ラ「ううん、大親友でいるよ。」
空ラもゆうとも涙がたまって、うまく話せない。
ゆうと「いつも、、一緒にいてくれて、ありがとうっ。」
空ラ「僕も、いつも助けてくれてありがとうっ」
空ラとゆうとは、いつしか恋愛的に両想いになっていた。
終わり
>>3
最終章の物語も大体決まっているのですが、それも暗すぎるので、なんかいいやつ作っときまーす