#1 小説 月が登る空を君と見上げる。

4 2021/08/18 01:11

 昔から私は体が弱かった。みんなで一緒に鬼ごっこをしても、すぐに息が切れて捕まってしまう。

私はそんな自分が嫌だった。でも、17歳の夏、私の人生が大きく揺らいだ。

 「えっと…月詠…なんて読むのこれ。珍しい漢字。」

話したこともない男子から急に声をかけられた。しかも、学年一モテる樫野朝陽(かしの あさひ)だ。

クラスの女子が教室の隅でひそひそ話をしている。きっと私の悪口だろう。クラスでも性格が暗かった私は

1人だけ孤立していた。私自身もそのことに対して、不思議と嫌だと思わなかったし、むしろ当たり前だと感じていた。

「ねー、月詠さーん」

「はっ、はいっ!月詠紗凪(つくよみ さな)ですっ!」

「ははっ、そんなビックリすんなよ」

あれ…?関わりやすい?そう思った瞬間だった。

「ねーえ、月詠ー。うちらの朝陽に話しかけないでよー、きもいなあ」

クラスの目立つ女子が言った。

「は…はい…」

その瞬間、樫野くんが立ち上がった。

「お前ら紗凪に何言ってんの?」

「え。だってえ!朝陽くんも月詠のこと嫌いでしょお?、」

「お前らの方が嫌いだよ」

第二話に続く~

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おもしろ2021/08/18 01:11:42 [通報] [非表示] フォローする
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こんばんはー!!!!!!元気でぇぇぇぇ!す!!!!!!


>>1
それはいいことだあああ!


うわぁぁぁぁ!次も楽しみ❗️


>>3
ありがとおおお!


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