小説ブルーハウス

3 2021/11/03 15:15

6章 朝日

翌朝

「ん。」

朝起きると窓の外には森のような風景が広がっていた。

「綺麗…。」

あ、起きなきゃ。

と思って部屋から出る。

「あ、おはようございます。」

颯斗さんに声をかけられ、おはようございます。と返す

『あの』

あ、また…。

「先、どうぞ。」

颯斗さんに譲られ、遠慮なく話し始めた。

「…私達ってどこかで会いましたか?」

そう言うと、颯斗さんは、少し黙ってから、話し始めた。

「あの、お、僕の、友達…。いや、親友に似てるなって、思ったんですけど違いますよね…。」

なるほど

でも、私もそれは…。

「で、でも…。私は、颯斗さんに会ったことある気がするってことをつ、伝えたかっただけです。…すいません。意味はないんですけど。」

気まずいというのはこういう時に言うんだろう。

「あれ?2人起きてたんだ」

上から声がしたので2階を見ると、蒼真さんが階段から降りてきた。

「もしかして…デートの約束?」

ニヤニヤしながらこちらを見てくる蒼真さん。その時、もう一人階段でおりてきたりなさんがいた。

「こらこら。からかっちゃだめでしょ。」

そう言われて蒼真さんは子供のように口をとんがらせた。

ここの朝は、面白いんだな…。

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その他2021/11/03 15:15:34 [通報] [非表示] フォローする
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