小説 暗殺者の日常(1)
初投稿です。気楽に連載するので良かったら見てください!
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この国には大きく2つの暗殺グループがある。
それは、『ノワール』と、『ノーチェ』である。
『ノワール』は穏やかに。
『ノーチェ』は激しく、戦う。
2グループの日常はどんなものなのか、ご覧いただこう。
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カキィーン
バァン
ドサッ
「死ね。地獄でせいぜい頑張りやがれ。お前は、俺の怒りを買った。お前はやりすぎた。出る杭は打たれる」
俺のスーツと仮面には、赤色のシミが付いている。
「また、きれいに洗わなきゃなんないじゃん!!」
俺は、めんどくさいな、と思うのだった。
だってさ、このシミ落ちにくいんだもん!
汚れないようにできるほど強くはないなぁ。
また、訓練しないと、、。
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俺は、八雲高校に通う17歳の一条龍聖(いちじょう りゅうせい)!!
普段は普通の高校生なんだけど、実は、家の事情で暗殺者をやってるんだぁ。
俺はあまり乗り気じゃないんだけど、仕方ないよね。
『ノワール』に属してるんだけど、最年少にしてリーダーを努めてるんだ!
荷が重いなぁ。。
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今日は、春休み明けの初登校で、ちょっと体が重たい!!
あるあるだね!(笑)
そんな、重たい体を持ち上げて、学校行かないとなぁ。
そろそろ、白雪も来るだろうしね!
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「ピンポーン」
噂をすればだね!!
「ガチャ。白雪、おはよう~。今日は、学校だ!!」
「そうね。体がとても重たいわ。少し、怠けすぎたかしら。新学期も頑張らないとね。龍聖、ちゃんと宿題したわよね??」
ギクッ! いや、、できるとこまでやったもん!
「さてはやってないわね。全く、あれほど計画しなさいと言ったのに。龍聖はやればできるでしょ!?」
「まあまあ、白雪さん、怒らないで!学校行こう!!」
「そうね」
白雪は毎日迎えに来てくれる。
俺の婚約者で、同じ学校に通ってて、クラスも同じなんだ。
同級生には、「夜桜白雪(よざくら しらゆき)様」と呼ばれている。
ちなみに俺は、「龍聖くん」とよばれている!
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学校につくまで、白雪の話をしよう。
白雪は、夜桜家のリーダー 『白露(はくろ)』の孫娘。
白雪の両親は、仕事中に殺された。
当時、5歳だった白雪は、白露に育てられ俺と一緒に、暗殺者をやっている。
俺たちは7歳の時から暗殺者のパートナーとして、一緒に特訓してきた。
毎日毎日、苦しい訓練を重ねた。
本当に、白露さんは厳しいんだよ!!
おかげで俺たちは、立派な暗殺者になったのだ。
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「「おはよう、龍聖!!」」
教室にはいって、挨拶してくれたのは、月城玉兎(つきしろ ぎょくと)と、月城月兎(つきしろ げつと)だ。
二人は、双子で、彼らも『ノワール』の仲間である。
「おはよう!!また、同じクラスだな!!嬉しいなぁ」
「あら、玉兎、月兎、おはよう。業務連絡よ。今日、私の家に来てちょうだい」
おっと、、まさかですか?
俺、今日はやだよ??
だって、いい気分なのに、ドタバタしたくないんだよ!
「龍聖も来てちょうだい」
やっぱりかぁ、やだやだ!
「きょ、今日は体調不良で、、」
「あら、ならお祖父様に治してもら、、」
「あっ!!治った気がする!」
それだけは勘弁。
「キーンコーンカーンコーン」
新学期頑張ろう。
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このとき、龍聖は知らなかった。
このあと、今まで以上の戦いが起こるとは。
龍聖は、覚醒しなければならないだろう。
龍聖の二つ名 『ペルソナ』に。
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ここから、暗殺者らしくなってくと思う!見続けてくれたら、嬉しいな(*´ω`*)暇なとき読んでね!
普段は可愛い系の龍聖だけど、暗殺者モードだと、クール。そのギャップに次回はやられるだろう!
>>6
んで、血を落としにくいって困ってるのも可愛いし、かっこいいし、ギャップを感じるww