【君がいたから】第2話 「あすかのおばあちゃん」
めいが心配そうな表情でこちらを見ている。
私は思い切って言うことにした。
あすか「あ、あのね…。」
めい「うん」
あすか「お葬式があるの…。お父さんの。」
めい「え…?」
あすか「お父さんは、男手1つで私を育ててくれたの。だから絶対に行きたい。」
私は理由を話した。
その理由をきいて、めいが驚いている。
めい「行っておいで。理由は伝えておくから。」
結局私はお葬式へ言ってもいいことになった。
そして、めいは事情を病院の先生に伝えてくれた。
ー3日後ー
無事にお葬式は終わった。
めいが迎えにきてくれていて、一緒に病院へ向かった。
めい「具合はどう?大丈夫だった?」
めいは私のことをすごく心配してくれているようだった。
あすか「うん、今はね。でも1回倒れた…。」
病院で詳しく検査をしてもらったところ、全治2か月だった。
めい「全治2ヶ月だって…。この先大事な予定とかある?ずっと入院してないといけないから…。」
あすか「じ、実はね。おばあちゃんが1か月後、私の家にくるの。」
めい「それは後でも…」
あすか「駄目…。駄目…なの。お父さんを死なせたのは私なの。お父さんは毎日毎日私のために働いてくれていたの。でもね、病気があったのに私のために…。でも病気が悪化して、死んじゃったの。それっきりおばあちゃんとは喋ってないの。お父さんはおばあちゃんの大事な息子だから…それで怒ってるんだと思う…。お父さんが死んじゃう前に私の家に来てもらうように約束してて…。多分…お父さん、余命があったから、自分の命日に家に来るようにおばあちゃんに言ったんじゃないかな…?」
気づいたら私は泣いていた。
めい「そうだったんだね…。それは大変だね…。」
めいは私に優しく話しかけてくれた。
めい「おばあちゃんと連絡は?」
あすか「とってない…。」
めい「おばあちゃんの家は?」
あすか「知らない…。おばあちゃんが引っ越してから、おばあちゃんが私の家に来ることしかなかったから…。おばあちゃんの家を知ってるのはお父さんだけ…。」
すると突然めいが立ち上がり、何かを決心したかのような表情で言った。
めい「よし…!私、あすかのおばあちゃんを探してくる!」
あすか「え…?」
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はーい
ここまで読んでくれてありがとう☆
誹謗中傷はやめてね…?
長くてごめんね、、