【小説】BTSと私 第9話

2 2022/05/21 11:47

BTSについての小説を書かせていただこうと思います

ときどき他のBTSメンバーやTWICEメンバーも出演します(BLACK PINKメンバーも出演させる予定でしたが、話がややこしくなるといけないので、やめました)

ぜひ読んでみてね!

〈登場人物〉

・私(○○)・ユンギ・ジン・ナムジュン・ホソク・ジョングク・テヒョン・サナ・ミナ・ナヨン・ジヒョ・チェヨン・ダヒョン・ジョンヨン・モモ・ツウィ

〈本編〉

「どこに行こうかな・・・」

マンションを出てから一時間。テヒョンももう帰っただろう。ユンギは私のことを探してるかも。一応、ラインで「さよなら」とは送ったけど、既読ついてるかどうか確かめるのが怖い。

寒く、暗い道を、ひたすらキャリーバッグを引きずっていると、突然後ろから背中をたたかれた。

「きゃっ」

ぎょっとして振り向くと、そこにはひとりの女性が立っていた。大きなサングラスを外すと、綺麗な目があらわれる。ミナだった。

「あっ・・・」

「こんな時間に、コートも着ずに何してるの?」ミナが腕を組んで私をじろじろ見た。私はもじもじした。

「実は、その」

「そういえば昼に、彼氏とケンカしたとか、言ってたわね。もしかして、家出?」

「はい・・・い、いいえ!ユンギは悪くないんです。私、このままユンギに頼って生きていくのが嫌なんです。それに私がいたら、ユンギはきっと迷惑なんです」

私の目から涙がこぼれた。

「私気づいたんです・・・ユンギは私のこと愛してないって。いつも素っ気ないのも、クールだからだって思ってたけど、違うんです。ユンギは、もう、、、私のこと、、、」

私はすすり泣いた。すると、方にそっと温かいものを感じた。ミナが私をやさしく抱きしめた。

「寒いでしょ。私の家に来なさいよ。ゆっくり話聞いてあげるから。行くところがないんでしょう?」

「・・・はい」

「おいでよ」

ミナは、手を伸ばして、頬の涙をぬぐってくれた。ひんやり柔らかい手だった。

20分後。タクシーでミナの家に着いた。高級住宅街の中に、ひっそり佇む綺麗な一軒家だ。

「・・・おじゃまします」

「どうぞ」ミナはにっこり笑った。私は玄関で靴を脱ぐと、ミナが出してくれたスリッパを履いて、リビングに入った。廊下には玉すだれがかかり、ミナの家族の写真が飾ってあった。

「今エアコンつけるから。そこに荷物置いたら手、洗ってきてね」

「はい」

私が手を洗って戻ってくると、部屋は暖かくなっていた。ミナはキッチンでココアを温めている。私は緊張した。

「はい」

「ありがとう」

ココアがあったかい。

私はふとリビングのカウンターの上に置かれた写真を見た。

私ははっと息をのんだ。

その写真に写っていたのは、ミナと一人の男の人だった。東京スカイツリーの前で手を繋いで、ふたりとも幸せそうに笑っている。

私は男の人のことをじっと見つめた。

私はこれがだれか知っている、と思った。

〈続く〉

BTSと私 第10話

https://tohyotalk.com/question/343907

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芸能2022/05/21 11:47:24 [通報] [非表示] フォローする
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BTSと私だけど、今回BTSメンバー出てきてませんごめんね

次は登場します!


>>2
暇な人読んでー


>>3
読んだ!


>>4
あんがと❣一話から出てるんだww

良かったら読んでね


>>5
全部読んだ!


>>6
まじ!!??うれし💗


>>7
うんww


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