病み小説。(いれいす)
[ほとけside]
(あれ…?しょーちゃんとりうちゃん、喧嘩してる…?)
僕は、おそるおそる二人に近付く。
「だから、りうらが!」「でも、しょにだだって…!」
(えっ…どうしよう…と、とにかく止めなきゃ…)
「ふっ、二人共っ…喧嘩は良くないよ…?」
「「なに?」」
と、睨まれてしまった。
「!?」
僕が…
びくっと身体が震える。
「いむくんには関係ない!」「ほとけっちは黙ってて!」
そう言われ、僕をのけ者にしてまた、喧嘩をし始める。
(なんで…?僕は、ただ…)
そうこう考えている内にも、喧嘩はヒートアップしていく。
(どうして…?二人は、何も悪くないのに…)
そうだ。僕。僕が入ってきたから、もっと悪化したんだ…
ボクが、いなくナれバいいんダ…
なんだ…カんタんナことジャないか…アハハッ…
僕は、その場から立ち上がり、自室へとあるき出した。
「ほとけっち…?」
というりうちゃんの声と一緒に、扉を締めた。
なんで?
そうだよ…僕なんて、きっと、いらないんだ…。
そしたら…どうやって消えよう…。
「あっ…」
そうだ。「アレ」があるじゃん…。
なんで、もっと早く気付かなかったんだろう…。
僕は、自分の机の引き出しを手前に引き、引き出しを開ける。
そして、キラリと輝く鋭利なものを取り出した。
「あははっ…」
そうー…カッターだった。
僕は、いわゆる「リスカ」というものをしようとしていたのかもしれない。
そのカッターを、そっと自分の手首に近付けていく。
キラッと光るカッターが、とても綺麗に見えた。
ースッ…ザクッ、サクッ…
「…ははっ…綺麗、だな…」
自分から流れていく赤黒い液体を見て、すっと感想が口から漏れる。
…うん…。これで、いいんだ。きっとー…。
なに、これ…?
[りうらside]
俺がしょにだと喧嘩してた時にほとけっちが来て、
(ほとけっちに強く当たりすぎちゃったな…)
はぁ、とため息が漏れる。
「ごめんな。りうら…」
としょにだが後で謝ってくれて、解決したけど…。
すると、その時。
「っ…!?」
(なに、この匂い…)
錆びているような、匂い。
まるで、血のようなー…
(…血!?まさか、ほとけっち…!)
バッと身をひるがえして、すぐに立ち上がる。
「ちょ、りうら…、どこ行くっ…」
そんなしょにだの声も無視して、俺は家の階段を駆け上がる。
そして、ほとけっちの部屋の前でその足を止める。
「…ほとけっち…?」
呼んでみるが、返事はない。
「っ…」
ツーッと嫌な汗が首筋をつたっていく。
そっとドアノブを掴む。
「ほとけっち!入るよっ…!」
そう言って開けた扉は、あまりにもすんなりと開いて。
「!?」
目にした光景はー…
「ほとけっち!?ちょっと!」
ほとけっちが、倒れていたー…。
次回は…
第二話は、ほとけっちが倒れていた。その時、ほとけっちは何をしていたのか、一体どうして喧嘩が起こったのか。について書いていきます。
それではまた次回!おつりい!
>>11
それなあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ(主うるさ