[小説]―暁の十字架―(7話)
しばらくして、魔女がこちらへ戻ってきた。すると魔女は俺に杖を差し出した。
すると、「お前、なに属性だ?」と聞く。
…?俺はきょとんとした。ぞ、属性…って?
俺は少し考えてから答えた「すみません。俺の住んでいた所は魔法なんてものは存在してなかったんです…」
嘘ではない。
すると魔女は吃驚した様子で呟く「そんなところ、聞いたことないな」
ここでは『それ』が当たり前なのか…
すると、魔女はしばし沈黙して、こっちへこいと俺を誘導した。
それについていくと、薄暗い木製の部屋に着いた。
そこには本や古びた杖などがある。すると魔女は「これだ」と言い、俺に見せた。
それは、丸く、透明な水晶だった。よく見る占い師が使う様な見た目をしていた。
「これに手をかざしな」
魔女が言う。
俺は言われた通りに手をかざす。すると水晶は光った。
その色は、赤かった。
紅く。
神秘的な色をしていた
とても綺麗で見とれてしまった。
赤く変色した後に、種族:暁の者と出る。
そのうち、水晶は光を失い、元の透明な物に戻っていた、
俺はチラリと魔女を見る。すると魔女は呆然と目を見開いているのだ。
「ど、どうしたんですか…?」俺が尋ねると、魔女は震える声で言う。「お前…、何者だ?」
…どういうことだろう。もしかして、異様だったのか?ありえるな。俺は別次元からきてるし。
「暁の者…前王以来の…!?いや、それは絵空事だろう。いや、でも」
魔女はぶつぶつとなにかを呟いていた
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7話おわりー!
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一話から五話まとめ!
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[小説]暁の十字架(6話)
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