〚過去"〛part1 閲覧注意
これは私の過去の話です。(ほぼノンフィクション)
興味がある方は読んでみてください。
part2⇢https://tohyotalk.com/question/370491
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__これは、恋の辛さを知った、私の初恋。
私にはネト彼がいた。私達は、出会ってすぐ、会話の流れで付き合うことになった。上辺だけの関係。本当の愛なんて、そこにはなかった。
彼と付き合ってから一週間。たくさん会話をし、とても仲良くなった。そしていつしかLINEを繋ぎ、本名や顔までもを相手に教え合っていた。大好きで、信頼していた。
ところがある日。彼から_『別れよう』とメッセージが来た。
_どうして?...なんで。なんで。なんで。だってさっきまで仲良くしていたのに...
私は混乱しながらも冷静になり、『わかった。別れよう』と返した。そしてあっさりと別れた。”所詮こんなもんだ”_わずかに痛む心に気づかないふりをしながら、そう強がった。
そして次の日。彼から_『もう1回付き合おう』と言われた。
え...昨日別れたばっかりなのに...。ちょっと怖いな...。
私は、少し怪しみ、返事を保留にした。
(どうしよう。早く決めないと...)
私が返事に迷っているうちに、夜になってしまった。
すると彼から、『ごめんね。やっぱ俺のことなんか嫌いだよね。やっぱり告白はなかったことにするよ。今までありがとね。』というメッセージが。その後、ブロックされた。
え...どうして?違う、違うよ...!貴方のこと、嫌いなんかじゃない...!むしろ...!
そう考えて、気がついた。私は_彼のことが、好きなんだ。恋をしているんだ...
そう自覚してからは、もう涙が止まらなかった。
彼への気持ちに気づくにはもう遅いという絶望。彼は別に私のことが好きなわけじゃないという残酷さ。別れを告げられたことへの悲しみ。彼からの告白をどうして受け入れなかったのかという後悔。
色々な感情が混ざり合い、涙となって溢れ出る。
涙も枯れ果て、気持ちも落ち着いてきた頃、ふと気がついた。
”LINEは繋がっていないけれど、他は繋がってる!”
そこで、私達が出会ったサイトで話しかけることにした。
『私、貴方のこと嫌いになったわけじゃないよ。このままお別れなんて嫌だ...!』そうメッセージを送る。
すると、すぐに返事が来た。『そうだったの?もう俺は近くにいないほうがいいと思ってた。』
『そんなわけない!...ずっと、ずっとそばに居てほしいよ...』
_言った。言ってしまった。
彼からの返信が来るまでの数分が、とてつもなく長い時間に感じられる。
“ピコン!”
彼からの返事は_
『ありがとう。俺も本気で好きだ。よかったら、俺と付き合ってほしい。』
『本当に...?私も本気で好きだよ、付き合いたい...!』
こうして、はれて両思いになった私達はもう一度付き合うこととなった。
幸せで、ずっと一緒に居たいと思った。
彼の本性も知らずに_。