星のカービィwii小説(13)「ナッツヌーン」
「まだ着かんのか!ナッツヌーンという場所は!?」
「おかしいなあ、マホロアはここらへんだって言ったんだけど・・・。」
カービィは疲れて寝転がって上を見ると雲の上に薄っすらと、オレンジ色の建物が見えた気がした。
「う、うーん?なにこれ?」
「どうした?カービィ。」
「いや、多分気のせいだから大丈夫だよ〜。」
「いいから聞かせて!もしかしたらナッツヌーンかもしれないじゃん!」
ワドルディに言われて仕方ないなと言う感じに立ち上がって話した。
「さっき寝転がったら雲の上にオレンジ色の建物が見えた気がしたんだよね〜。」
「え!?」
「何だと!?」
「それを早く言わんか!」
話を聞いていた三人は驚いたようにカービィに目を向けた。
「まあすぐに消えたから気の所為だろうけど。」
「ちょっと待て、それがナッツヌーンに違いない。今すぐ行くぞ。」
「え〜?そんなわけないじゃん〜。」
「いいから、カービィ、ワープスターは出せるか?」
「出せるよ〜。皆がそこまで言うならぼくも行こっかな。来て、ワープスター!」
カービィが言うとすぐにやってきた。
「みんな乗って!」
四人はワープスターに乗り、カービィが見たという雲の上のオレンジ色の建物に向かっていった。
雲の上に着くとバッチリカービィの言った通りのものがあった。
「高い、高い〜。この塔の屋上に異空間の敵がいるのかな?」
「恐らくそうだろう。そして、塔の途中にあるスフィアも忘れずにな。」
カービィたちは雲を足場とするしかないので足場が不安定で危なっかしい。
「皆、落ちないようにな。少しでも油断したら真っ逆さまだ。」
「とりあえず、早く建物に行こう!そしたら安全だよ。」
「そ、そうだな。まずは身の安全が大事だわい」
四人は慌てず騒がず落ち着いて進んでいった。
「やっとついたー、ここがぼくが見たところだよ〜。」
「気の所為じゃなかったね、カービィのおかげだよ。」
すると突然キンキンした声が響いてきた。
「侵入者発見!侵入者発見!直ちにこの塔から追い出せ!!」
「???」
しかし、敵の姿はどこにも見当たらない。
あたりを見回すと目の前に飛んでいる敵がいた。
オウグルフだ。
「わっ!」
カービィは咄嗟に息を吸い込み始めた。
急にオウグルフの姿が消え、カービィも吸い込みをやめた。
するとカービィの姿が変わった!
「やった!あれぞウィングカービィ。空を自由自在に飛べる、強力な能力だ。」
「カービィ、ちょっと使ってみて。」
まずは自由に空を飛べる「はばたき!」
そして羽を飛ばす「フェザーガン!」
どちらも扱いやすい。
「よし、だいたい使い方はわかった!」
「行こう!」
カービィたちは空高い国、ナッツヌーンの塔を登っていった。
次回はスカイタワーだああああああああああああ
あああああああああああああああああああああ
あああああ
きちゃあああああああああ