小説 part3
小説 part2
https://tohyotalk.com/question/399057
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本当最悪な気分だ。和人があんな最低な男だなんて思いもしなかった。時計を見ると、もう正午に近かった。昼食を食べる気力もなく、私はすぐにベットに横たわった。
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次の日。
今日は月曜日、学校の日だ。学校に行けば陽莉に会える。だけど、和人もいるんだ。
私は沈んだ気持ちのまま家を出た。
「結愛、大丈夫?元気ないね、、」
陽莉だ。
「うん、平気平気‼︎とっても元気だよぉ。」
私は気分を紛らわす為にそんな分かりやすい嘘をついた。
「そっか、、和人とはあれからどうなった?」
陽莉は一瞬悲しそうな顔をしたものの、すぐに真剣な顔になって私にそう質問した。
「別れたよ。あんな最低な男、こっちから願い下げだね。」
私は自分に言い聞かせるようにそう答えた。目からは涙が溢れてくる。陽莉は優しい声で言った。
「無理、しなくて良いんだよ。すぐに嫌いになんてなれるわけないよ。ゆっくり、時間をかけて心を整理して、また、前を向ける日が来れば良いんじゃない?そしたらまた、結愛にとって大切な人を探せば良いよ。」
嫌いになんてなれなかった。あんなに最低な奴だと分かっても、すぐに嫌いになんてなれなかった。浮気をするような奴だと分かっても、和人は私にとって大切な人だったから。でも、それでもいいんだ。ゆっくり、心を整理していけば。
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教室に入ると、そこには和人がいた。和人は私の方に向かって歩いてくる。
「ごめん、ほんとにごめん。また、やり直したい。俺にはやっぱり結愛が必要なんだ。」
「何?私の前に現れるなって言ったのに声なんてかけないでくれる?謝れば済むとでも思ってるの?私は許すつもりはないから。」
クラスの人達はポカンとした顔で私たちのやりとりを見ていた。
ふと陽莉の方を向くと私に微笑みかけてくれた。
これで良いんだ、もう悔いはない。和人と話したくないと思っているのは本心だったから。
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後から聞いた話、和人は思いを寄せていた人に告白し、振られたらしい。だから私の元に戻ってこようとしたんだとか。それに、このような事は初めてじゃないんだとか、、。今までクラスの中心的存在だった和人はこの一件以来とても居心地悪そうにしている。
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*あとがき*
最後まで読んでくれてありがとう‼︎恋愛小説読んだことないから、変なとこあったらごめんね、、
感想待ってます‼︎