iPhoneが幻想入り(射命丸編)

3 2022/12/10 18:47

射命丸文は、妖怪の山に住む鴉天狗である。

彼女は人間ではない。幻想郷で言うところの『妖怪』だ。そして、そんな彼女が住んでいるのが、この妖怪の山という場所だった。

その山頂から見渡せる風景を眺めて、ただネタを探していた。それだけだ

と言うのに――

(……何なんですかねぇ、この状況)

今、彼女の目の前には2人の少女がいる。

いずれも天狗であり、彼女にとっては知り合いと言える間柄ではあったのだが……。

「あー! やっと見つけましたよ!」

と叫んだ少女の名は犬走 椛。白髪に白い耳としっぽを持つ、いわゆる白狼天狗と呼ばれる種族だ。

いつも真面目で融通がきかず、上司である大天狗にも反抗的な態度をとることもあるらしい。しかし、それは全て仕事に対する情熱の裏返しでもあるのだそうだ。

まぁ要するに、「私は生粋の仕事バカです」と公言しているようなものである。実際、彼女は自分の職務に忠実であったし

「…………」

もう1人の少女は何も言わない。無言のまま、射命丸を見つめるだけだ。その瞳からは強い意志を感じるものの、何を考えているのかまではわからない。

彼女の名前は姫海棠 はたて。烏天狗である私と同じ新聞記者をしており、その腕も中々のものらしい。

「んで何の用?」

「いやー最近なんかiPhoneっていうものが流行っているらしくて文にも買ったんだけど」

「なにそれ?」

「え? 知らないの?最近流行ってるのよ。遠くからでも通話ができるし」「へぇ~。便利なものね」

「そうよ。だから早速電話してみたらさ」

「うん」

「……圏外だったのよね」

「そりゃあ携帯じゃないんだから圏外でしょ」

「まぁでも今週中に香霖堂がネットワークを確立させるんだって」

「なにそれ?」

よくわからないけどすごいわね。と呟く。

だが射命丸は、スマホなるものの存在を知らなかった。

幻想郷において、スマホなどというものは存在しないからだ。

そもそも幻想郷におけるスマホとはどういうものなのか? それは、人間の里にある道具屋で売っていた。値段は確か3万ほどしたはずだ。(※射命丸調べ)

ちなみに射命丸はそれを一台だけ持っている。

もちろん使うことはないが、暇つぶしのために持ち歩いているのだ。その瞳からは強い意志を感じるものの、何を考えているのかまではわからない。

彼女の名前は姫海棠 はたて。烏天狗である私と同じ新聞記者をしており、その腕も中々のものらしい。

「んで何の用?」

「いやー最近なんかiPhoneっていうものが流行っているらしくて文にも買ったんだけど」

「なにそれ?」

「え? 知らないの?最近流行ってるのよ。遠くからでも通話ができるし」「へぇ~。便利なものね」

「そうよ。だから早速電話してみたらさ」

「うん」

「……圏外だったのよね」

「そりゃあ携帯じゃないんだから圏外でしょ」

「まぁでも今週中に香霖堂がネットワークを確立させるんだって」

「なにそれ?」

よくわからないけどすごいわね。と呟く。

だが射命丸は、スマホなるものの存在を知らなかった。

幻想郷において、スマホなどというものは存在しないからだ。

そもそも幻想郷におけるスマホとはどういうものなのか? それは、人間の里にある道具屋で売っていた。値段は確か3万ほどしたはずだ。(※射命丸調べ)

ちなみに射命丸はそれを一台だけ持っている。

もちろん使うことはないが、暇つぶしのために持ち歩いているのだ。つまりスマホなる物は幻想郷にはない。……はずだった。

「河童に聞いてみるしかないのかなぁ」

はたてがそう言うと椛が

「あ、じゃあ私が行ってきます」

と言い残して走り去っていった。

そして数分後。

「ありましたよ! こんな感じみたいですね」

と言って持ってきたものは説明書だった。

「なんか、説明がめんどくさいということでこれだけもらいました!」「やっぱ、河童って雑ね」確かにこれは面倒くさいな。と思いながら射命丸は説明を読む。

どうやら使い方自体は簡単らしい。電源ボタンを押すと起動するようだ。

試しに押してみると画面が出てきた。

どうやら待ち受け画面に設定されている写真が表示されるようになっているらしい。

そこには海の写真が写っていた。

どこの海だろうか。見たことがない。

(これ誰撮ったやつ?)射命丸は疑問に思ったがすぐに答えが出た。

「あ、それ買ったばかりだと待ち受けはその画面らしいわよ」

「ふーん」と適当に相槌を打つ。別に知りたい情報でもない。

「あ、でも待受変更できるアプリがあるらしいですよ」

「マジ!?」思わず声を上げてしまった。

「え? あややや、それ?」

「説明書を見る限り最初からついてるわよ。ネットワークがなくてもできるんだって」

「ほぅ。やるじゃん。河童の技術力も侮れないわね」

「いや、外の世界から入ってきただけです、、。」

椛に突っ込まれながらも

とりあえず設定するアプリを探す。探すこと10秒くらいで見つかった。

早速使ってみよう。射命丸はアプリを開き、『壁紙』というボタンをタップする。

すると、今まで海だけだったはずの待ち受けが、海の画像とは別の画像が映し出された。私は好きな画像を選んだが、

「ちょっと文センス無さすぎ!絶対この宇宙人だらけのやつの方がいいよ!」

「いえいえはたてさん!こっちの🥺の壁紙の方が!」

「2人とも!やっぱこっちの方がいいわよ!」

話に10分以上話し合った、ようやく3人が納得いく写真が選ばれた。

その写真とは……

――カッパだった。

「ある意味ネタよね。」

「まぁ納得いくんですし、、」

「これでいいんじゃない?w」

こうして射命丸 文の待ち受けはカッパになった。

そのカッパは海をバックに笑顔でピースサインをしていた。

まるで、これからもよろしくね。と言っているかのように……。

------

あとがき(みたいなもの)

こんにちやす。かっちゃんだお(は?

射命丸が大好きでもう小説作っちゃいました。文章力は皆無です。

射命丸かわいいよ射命丸。

ではでは~。

ちなみに皆さん壁紙はどんなのにしてますか?私は思いっきり東方とか第五とか趣味のやつばかりです。

はい。(やべーこれからなんて話そ)

感想あったらよろしくお願いします。次はゆうかりんバージョン作ります。

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タグ: iPhone 幻想入り 命丸編

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おもしろ2022/12/10 18:47:01 [通報] [非表示] フォローする
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