秘封倶楽部の小説part1
は空を見て『19:30ぴったりよ。』と答えた。
「ねぇ、蓮子。」
「?」
「そもそもその待機基地なんてとこ。大阪のどこにあるか明確に分かんないんじゃないの?」
「そう聞いてくるかとは思ったわよ。そんな時のために自前に調べてきたわ。」
得意げな顔をしながら蓮子はメモ帳を取りだした。
「何市かだけでいいから教えて。後は私の能力で大体は何とかなるでしょ」「えーっと……..。」
少し考えるような顔をした後、蓮子は言った。
「…………..河南町よ。」
「聞いたことない地名ね」
「そりゃあね、だってこの辺りの地名じゃないもの」
「じゃあなんで分かったのよ」
「ほーら。この写真月が映ってるでしょ。」
「あーなるほど。蓮台野の時と同じ感じなのね」
蓮子の能力は星を見たら時間が分かり月を見たら場所がわかる能力、らしい。
「まぁでも、私達の大学からはちょっと遠いかなぁ。車で1時間くらいかかるし」
「じゃあ今度の休日使わない?私は大丈夫だけど」
「おっけー。じゃあ行こう!…………」
いいねを贈ろう
いいね
3
このトピックは、名前 @IDを設定してる人のみコメントできます → 設定する(かんたんです)
タグ: 秘封倶楽部
トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する