空想小説「青鬼」 外伝 第0日 休暇
それはとある日の事。いっつも通り宿で起き、青鬼を斬り伏せ、休んでた時だった。
水刃「お疲れ様〜冷たいほうじ茶持ってきたわよ〜」
自分が居間で休んでいると、水刃さんがお茶を持ってきてくれた。
氷河「わぁ、ありがとうございます!」
お茶を飲んでまったりしていると、妹の闇氷が入ってきた。
闇氷「お、戻ってたのか。」
氷河「あ、闇氷。どうした?」
自分が聞くと、闇氷は腕を組み、若干呆れた目で言った。
闇氷「…最近、お前まーた無茶してねーか?」
氷河「そんな事はないと思うよー?ほら、今だってこうしてゆっくり休んでんだしさ…」
闇氷「じゃあ、お前いつもどれくらい休んでる?」
氷河「えーと…20分くらi」
水刃「氷河ちゃん、ここ最近2分経ったら宿から出てるわ…」
水刃さんは少し呆れた声で言った。
闇氷「はぁ…お前いい加減有休とれよ…」
闇氷は完っ全に呆れた声で言った。
水刃「正確には休暇じゃない?ここ会社じゃなくて宿よ?」
闇氷「ま、それもそうか。じゃ、姉さん、取り敢えずしばらく休め。」
自分は明らかに嫌な反応を示した。
氷河「えぇ〜?だって、青鬼討伐は大抵自分の仕事だし…闇氷が下手に戦ったら色々大変な事になるし、水刃さんは宿の運営があるし…」
闇氷「おい今聞き捨てならねぇ言葉が聞こえたんだが?」(^v^#)
闇氷が若干キレた笑顔で言った。
氷河「だって事実じゃん!この前蒼凪山で広範囲の技使って大体7mくらい木とか雪とか色々と消失させたの闇氷じゃん!」
事実を言うと、闇氷はまだまだ反論してくる。
闇氷「しゃーねぇだろ!?だからっつっていつまでも使えず仕舞いだったら宝の持ち腐れじゃねぇか!」
氷河「ならもっと場所を考えなよ!青鬼がわーんさかいるとことか殲滅軍が屯してるとことか!」
そう言うと、闇氷は水刃さんの方を見た。
闇氷「だぁもう、話戻すぞ!なぁ主、姉さん休ませた方がいいよな!?」
水刃「ま、まぁ…取り敢えず、1周間は休んでいいんじゃないかな?」
水刃さんは少し闇氷の圧に引きながら言った。
闇氷「ほら、主も言ってんぞ!青鬼討伐くらい私にも出来っからさっさと休んでこい!」
氷河「いや確かに闇氷は強いけどさ、闇氷が下手にやったら辺りがなーんにもなくなるだろ!色んな意味で任せられねぇよ!」
闇氷「だああぁぁぁもう!!いいから故郷にでも帰ってろ!!」
闇氷が声を荒げると、自分が立ってたとこがいきなり虚空になった。
氷河「うわああああぁぁぁぁ!?」
唐突すぎたから浮くことが出来ず、虚空に落ちて行ってしまった。
水刃「えっと…闇氷ちゃん、何したの?」
闇氷「ちょっと強引に姉さんを元の世界に戻した。姉さんにとっては故郷だな。」
水刃「氷河ちゃんの故郷…鱗葉町の事?」
闇氷「あぁ。久々に友人に会うのもいいだろ。」
水刃「でも…この世界の1年は氷河ちゃんの故郷では1日に過ぎないけど…」
闇氷「あぁ。それがどうした?」
『ってか、時間軸どうなってんだよ…故郷から3日後こっちに帰ってきても3年経ってねぇしさ…ご都合主義様々だな…』
水刃「この世界で…確か30年くらい暮らしてるわよね?」
闇氷「だな。」
水刃「じゃあ、1ヶ月経ってるって事よね…?」
闇氷「それがどうした?」
水刃「友人と言うか、知人に会っちゃったらマズくない…?多分向こうじゃ1ヶ月行方不明者なのよ?それと、先生とかに見つかっちゃったら、義務教育やらなんやらでマズくない…?」
闇氷「・・・ま、1週間位なんとかなるっしょ、姉さんの事だから!(―v―;;;)」
水刃「考えてなかったのね…」
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闇氷「姉さんならなんとかなるっしょ!HAHAHA☆」
水刃「後先はちゃんと考えるようにしようね?」