【ホームレス】意味が分かると怖い話

俺の名前は「北山　りゅうじ」25才。

俺は、最近一人暮らしを始めた。

それから三ヶ月後、

『ピンポーン』

チャイムが鳴った。

「はぁい」

そして、ドアの穴を見ると、見知らぬおじさんが立っていた。

（うっ生臭い匂いがする）

と思いながらも外を出ると

「あのぉ、すみませぇん。

　食料分けてもらったりとかできますかねぇ」

と言ってきた。でも俺はめんどくさかったため

「カップラーメンとか買うお金はあるんですか？」

と聞き返すと

「ごめんなさぁい。パチンコに使っちゃてぇ」

と苦笑いをしてきた。

俺はそんな態度のホームレスがムカついてきたため

「そんなの、自業自得じゃないですか」

と少し、怒る感じで言い換えした。すると

「ごめんなさいねぇ。ほんとこういう性格でぇ」

とまた苦笑いしてきた。

そして俺は、

「俺のところもけっこう、

　俺だけで生活するのに

　厳しいんで、ごめんなさい」

と言って、ドアを締めた。

そしたら10分くらい

「ごめぇんなさぁい！

　お金・・お金・・を分けてくださぁい

　うわぁんわぁん」

と、ずっと、叫んでいた。

（きもちわる・・近所迷惑じゃねぇかよ）

と思っていた。

そして、ある日おれはおふくろから

食材の贈り物がとどいた。

それは、ただの煮物だった。

しかもその煮物の具材は

俺のだいっ嫌いなきゅうりだった。

「うわぁ、俺きゅうり無理だってば」

と思いながら、一口たべてみた

「うわぁ、やっぱりこの味無理だ」

と思いながら外のごみ箱にきゅうりの煮物を捨てた。

その次の日も次の日も

おふくろは、きゅうりの煮物をわたしてくるのであった。

そして、電話できゅうりの煮物はいらない。と言おうと思ったが

おふくろは、少し手が不自由で料理が下手だった。

だから少し、言うのはやめようと思って、毎日外に捨てていたのだ。

それから1年後

あるニュースが報じられた。

「速報です。ある男性が

　人の家のゴミ箱をあさるという、

　迷惑行為が続出しているらしいです。

　一方、その男性は、逃走中らしいです」

と言っていた。

（きもいなぁ）

と思いながらも、いつもどおりきゅうりの煮物を捨てていた。

その時、近所のおばさんが俺の家に来た。

そしたらそのおばさんは怒りながら

「ちょっと、アンタ！ちゃんとゴミは捨てるの？」

と怒ってきた。

すると俺はギクッとして、

（俺が毎日捨ててる、きゅうりの煮物の腐った匂いが

　そこまできたのか？）

と思っていると、そのおばさんは

「ちょっとゴミ箱の中確認するからね？」

と言って、裏庭に回ってきて、

「あ！そのえと・・」

と言ってると、

おばさんは

「あら！ちゃんと捨ててるじゃない！

　しかも、ゴミ箱ピカピカね！

　ごめんなさい。私が疑ってたわ」

と言いながら、頭を下げながら帰ってた。