アニメ『僕の心のヤバイやつ(第2期)』はおもしろい?つまらない?
地味だけど市川が騎馬戦で自分の気持ちをぶちまけるシーンは好きだ。秘めていたものを口にすることで気持ちの本気度が感じられる。
デカイ女とちんちくりん男の組み合わせって男向け漫画にしかねえな。たいていデカイ女は自分よりデカイ男をすきになるんだがな
ようやくイマジナリー京太郎が「もう一人の市川」としての役割を安定して果たすようになってきたよ。当初は本体の意見に迎合したり無意味に増殖したりと、話ごとの存在意義にムラが多くて不安だったけど。
非モテ学生向けのアニメだと思っていたら、其処を茶化したコメントに対して、伴侶と一緒に見ているとかいう哀しい見栄を張ったコメントが連投されて、うわ~未婚の中年がこんなアニメをみているんだなってマジで切なくなった。
見栄張ってごめんなさい
今年でアラフィフって言えなくなりますが未婚のチェリーです
え?またワシ?
嫁と一緒に観て痛い目にあった(ろくな目にあっていない)って話をしたはずだけど何で見栄張ったコメント扱いなの?
・・・と、よく見たら「妄想」って扱いになってるのねw(いますよ、ちゃんと実在してます)。
来週がたのしみすぎる。既婚でも未婚でも楽しむのは勝手だと思うけど。楽しんではいけないって誰が決めたの?狭量な人間があおって楽しんでるだけやろ。
つーわけで来週のチュウシーンをものすごく楽しみにしているぞ。
全体的に1期の方が面白かった
新キャラは何人か出てきたが、どれもこれも空気みたいなもんだったな
まぁ3期はないでしょう。これで完結でいい
俺は2期の方が楽しく観れた
精神的に未熟な中学生っていう設定も相まって2人の成長パートの後半は尊いな~なんて思いながら観てたよ
2期アニメにありがちな手法だけど1期のエンディング曲で締めたのもエモい演出で好きだな
文句なしの最終回。まさに、四畳半神話大系曰く、「成就した恋ほど語るに値しないものはない」ね。カプ祝い厨どもの身代わりになった別の成就したカップルには申し訳ないけど。
伏見稲荷があれだけ閑散としてる瞬間なんてない
告白とか最もハードルの高いロケーション
とはいえご馳走様でした
一期は楽しかったけど既に両思い確定なのに人間関係の変化もないしダラダラ引っ張ってるだけで面白くなかった
全話視聴
漫画は知らん
端的に、釣り針ありき
プロットとしては、プラトニック寄りな学園ラブコメのド定番である「君がいたから僕/私は変われた」系
且つ、卑屈、消極、惰弱などのボトムカーストがアッパークラスに受容、認知、評価されていく賤種成り上がり譚、太閤記の体
その点で相似形だったのはホリミヤ
偶然だろうが、イマジナリー主人公が登場するのも共通
ただし、あっちは「メガネ取ったら美形でした」という、いかにもな少女漫画テンプレの雌雄逆転シチュだったが、こちらはそもそも主人公市川に外見的長所は無い
なので、会話や共有時間の累積による信頼醸成の結果としての、お互いの、恋慕への気づきとその成就、という体裁
厚遇化キャラのポテンシャル頼みで物語をドライブさせない故、結実は努力の賜物、と解釈され、そこそこの差別化を認められての評価となったのかとも思う
が、個人的には演出がクド過ぎて疲れてしまった
特にヒロイン山田は、1期こそ天真爛漫、能天気、衆目気にせぬ豪胆ぶりに、恥じらい何処ぞの健啖家と、その見た目とのギャップこそが市川との関係深化へと繋がったそもそもの基点だったはずだが、2期においては「自分の身勝手がひどく周りに迷惑を掛けているかもしれない」「人の良い部分を羨んでしまう」「自分の事ばかり考えて申し訳ない」などと吐露して自責し、大粒の涙をボロボロと零す演出を多用
心も体も対極なノミの夫婦的ありようがコメディの肝であった筈だが、ありきたりな青春の悩み話へと落とし込みたいが為の、やや唐突なキャラ変で、些か強引なプロット誘導な印象
それをおくびにも出さなかった1期山田の遡りインフレ評価演出なのかもしれんが、泣くほどのことか?としか思えなかった
そのシリアス路線比重の増に伴い市川も「男はかくあるべし」像を体現するかのような熱血漢じみたキャラ設定に
そのハイタイドであった、ある意味山田を賭けた、足立との雨中での騎馬戦の演出は見ていられなかった
「山田は誰よりもがんばっているんだ!」
「その程度の気持ちで山田のことを好きになるな!」
「自分がいちばん山田のことが好きなんだ!」
などなど、愛の深さの程度の自信は、共に過ごした時間もあるのでまぁ解るが、他の2つに関しては「ん?」しかなかった
誰がどれだけ頑張っているかなんて傍から見ても誰も判らんし、誰が誰を如何様な気持で恋慕しようが否定される謂れはない
虚弱で陰湿な皮肉屋であるが故、長所でもあった醒めた冷静な視点は影を潜め、狭量な思い込みを第三者に強要するマッチョイズムの体現者への変容という、むしろ時代にそぐわぬアナクロニズムを、さも人の成長とでも言わんばかりに、熱烈なアクションと劇的な劇伴でもって過剰演出する昭和回帰の展開には辟易させられた
それも込みでの、市川の青過ぎる自己酩酊のイタい厨二感、という、皮肉演出なのかもしれんが
とにかくこの騎馬戦回は、額面通りの定義であるならば、最近見た作品の中でも群を抜いた気持ち悪さだったのは確か
単に「愛の盲目」で特別扱いされたいおまんさん向けのキュン演出なんだろうが、完全に悪い意味での少女漫画然とした箇所に映った
そもそもの、物語に起伏や事件を呼び込みたいが為の、山田の芸能人設定からして、都合のいいマッチポンプ舞台装置であり、創作側の思考停止の証拠であるとの誹りを免れない瑕疵であるのは明明白白
その点ではスキップとローファーなどと同じで、繊細な機微の演出を謳うポーズだけは取るものの、その実、手っ取り早いダイナミズムをもたらしてくれる安直なポピュリズム設定に逃げる様は、何処かちぐはぐで姑息な印象を受ける
アニメにめくじら立てるのも無粋の極みと重々承知してはいるが
それに、作品そのものが、終始一貫して山田時々その母の、あたシコ案件作風なのが「どのツラ下げて叙情性傾斜気取りしてんだよ」との所感に帰結する禍根となっている
溢れる官能的肉感、艶めく蠱惑的な肌理と上気する赤らみ、卑猥なグレーカラーの超ショートパンツ、乳房と鼠蹊部と太腿へのこれでもかのフォーカス…
それだけでも、まだ義務教育中だよなぁ?なのに、自分のデカいカーデを着させた市川の背後に山田を密着させて位置的に股間に近くなったカーデのポケットをまさぐらせたり、発声練習で意識する勘所を弁えた山田が市川に伝授してやる時に彼の股間に手を持っていかせたりと、もはやギャグ演出のラッキースケベを超えて、明け透けなニンフォマニアものに変質しまくっていた
結局これで釣りたいだけなんだろ?としか思えない
その様がもはや、女が盛りを超えて男に異性として見られなくなる頃の、焦燥とない混ぜとなったが故の中年女性の亢進した性欲の捌け口として、どこか惹かれる、こまっしゃくれたショタ相手にからかい半分で欲望を満たしているかのような描写で、この女原作者には、女版西尾維新の如き気色悪さを禁じ得なかった
ただ、そもそもこの原作者の画力を見るに、その意図を余すところ無く伝えるには筆力が明らかに不足しているので、その意を汲んで彼女の期待に十二分に応えたアニメ制作陣の、男目線のヌメヌメした嬌態具現化には、半ば呆れながらもよくここまでやるよな、と感心もした次第
一応、体裁上、他者の目の届かぬ所でお互いの意識を確かめ合うような、プラトニックな描写は設けられるものの、その流れもすぐに切り上げて、見つかったら変態扱い確定、みたいなチマチマしたプロブレムをぶっ込みまくるので、1期で展開した市川のイタさが耳目を引く為の姑息な惹句だったと思わせたく無い為なのか、とにかく大団円に向けて盛り上げていこうというリリシズムをぶった斬る、今更それやんの?問題を勃発させまくるので、ギャグとシリアスが交錯し過ぎて、結局どっち目線で見て欲しいのか、その乱雑な構成が疑問だった
その点で、先輩はおとこのこにおける、シリアスシーンと崩し画コミカルシーンとの頻繁過ぎる往復による、流れぶった斬りの溜息誘発作風と重なる
その極みが最終盤の、修学旅行中に罷り間違って山田ら女の部屋に市川が入り込んじゃった案件
で、隠匿ゆえの布団での共寝演出
もうええわ、のみ
終盤はこの世代にふさわしいキラキラした空気感でもって纏め上げて行きたいんなら、1期のウジウジ陰キャ設定とそれ故のクソ事案誘発は、ある程度フェードアウトさせた方がまとまりは良かったかとは思う
ギャグ漫画一本でやってきた原作者の、初めてのリリカル作風なので、ある意味ファーストエディション的な試行錯誤ゆえの、こなれていない感も大事にした、原作レ○プへも配慮した制作陣の落とし所だったのかもしれんが
監督も脚本・構成もキャリアのある人達なので
山田のキャラデザは、とにかく正面画の時にバランスがおかし過ぎて、鼻も全く描かないし、あったと仮定しても位置の見当も付かないほどに、顔パーツが詰まり過ぎている
クシャおじさんにしか見えない
これに限らずだけど、日本アニメは、キャストが若く整った容姿であるほどに、正面画角の時に鼻を描く事からひたすら逃げ続けている
いい加減なんらかの代替案、新案をプロフェッショナルとして提示して欲しいと、その姑息に触れるたびに痛感する
サブキャラに関してはほぼダメ
これ系である古見さんも高木さんも、どちらもサブのキャラ立ちが良く、むしろサブだけの話の方が面白かったりもしたので、僕ヤバは脇役の甘さがそのまま作品の魅力の低さにも繋がっていると映る
種崎敦美、井口裕香、上田麗奈と、キャラとマッチすれば作品を盛り上げてくれる要素となる手駒が揃っていたのに、そもそもの作り込みが足りず台詞もイマイチなので、演じる方も役を掴めぬまま終わっていってしまった印象
出番が少なかったのもあるが
それと、OPアニメーションはとにかくエモくして欲しいと、進撃の監督をやった人に頼んだらしいが、いかにもコミさん2期のOPと印象が被り、しかもクオリティとして、色味のエッジもスピード感もダイナミズムも一瞬力を抜くタイミングも情緒も、諸々向こうの方が一段上回っているように思えた
伊藤美来が歌唱する曲も作風と合っていたと記憶
比べて僕ヤバは、曲もやけにピーキー且つヒステリックで、ギャグ路線も大事にしたかった作風にはやや過剰な扇情性
OP画のエモさも、本編が所詮エロ釣り基調で、木に竹を接いだような激情横溢演出のスポット挿入ばかりなので、それに見合った白白しさは見事に実現していたが、それ故、悪い意味で本編とのリンク性が高かったとも言える
時間や予算、環境の違いもあったんだろうが
ちなみに、古見さんも本編は面白くはない
が、それ以上に僕ヤバの構成は、見る側に的を絞らせない、無駄な揺り戻し演出を多用する塩梅の悪さが悪目立ちしていた印象
なのに、これも劇場版まで作ってあげるというイミフの厚遇
確かにそこそこ売れてはいるようだけど…
平場にも増してのオーバースペックな画質と劇伴での十全なバックアップによる感動のなすり付けで、若い子たちを誑かすのは目に見えている