僕を連れていって 1話

9 2024/01/20 23:29

閲覧注意⚠️

この小説はBL、いわゆるボーイズラブです。

わからないかた、好まない方はいますぐブラウザバックよろしくお願いします。

ガヤガヤとうるさく耳の中で地震がおきている。今日はまた一段と寒い日だ。それだというのに、世間はいつもどおりうるさく、耳の中で一人一人の声が響いている。自分の赤く染まった耳を、なんとなくさすりながら歩く。やっぱりみみあてをしてきたほうがよかっただろうか。そんなくだらないことを考えるくらい、行きたくもない学校の登校中だった。

__ふと、通り過ぎていった男の人が目に入ったのだ。

(大人の人…だよな?はぁ、ああいう人になりたかった…)

身長は高くて目はスラッとした猫目。体格はしっかりとしているのに足や手は細く綺麗で、大袈裟にいうと天使のような人だった。あんなにうるさく地震のように響いていた声が、急にピタッと止まる。天使が舞い降りてきたのかとでも言わんばかりに民衆が黙って見つめている。そんなことも微動だにせずただスタスタと歩いて行く男性。ああいう人種が俗にいう…イケメン、なんだろうな。きしょ…。

そう思いながらバス停でバスを待っていると、美形すぎた顔を思い出してしまう自分が人間すぎて苦悩の呻き声をもらす。

「ぅーうぅう…。天使、ね…。」

今更自分の比喩表現が気持ち悪かったなと反省していると、いつのまにかバスが来ていた。

♡1で続きますw(少ないけど)

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