【小説】東方幻想色 第Ⅹ章 八坂神奈子の幻想色
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私は守矢神社の祭神。
でも…少し思うことがある。
【東方幻想色 第Ⅹ章 八坂神奈子の幻想色】
私は諏訪大戦に勝ち、守矢神社の真の祭神となった。
諏訪子には少し申し訳ないけど、今は私が真の祭神なのだ。
信仰してくれる人も…沢山…
私は珍しい、人間に見えるタイプの神様だ。
ほとんどの神は、神同士、巫女や神主とかにしか見えないのだ。
しかし、神の力がない一般人にも見えるから、かなりの人が信仰してくれている。
私はそんな自分を誇らしく思っていた。
でも、気がかりがあった。
諏訪子は?
私が真の祭神と祀られているけど、諏訪子は?
信仰してくれなければ、神はいなくなる。
この真実…悲しい現実…
私はどうすればいいのか分からなかった。
とにかく、このままでは諏訪子が危ない。
そう思った私は、今の状態で仲良く平和に暮らせる場所を探した。
それが…
『幻想郷』
だった。
『幻想となったものを受け入れる場所』
これが幻想郷だ。
私達神は、幻想郷を遮る博麗大結界すら、簡単に通り越せる。
早苗も、神の血を引く巫女だから、大丈夫だろう。
でも…
信仰してくれている方々はどうしよう?
私に会えなくなれば…
『大事なのは、家族。2つ目に、信者よ。』
私の師匠の言葉を思い出した。
そして…決めた。
幻想郷に移住する事を。
すぐに早苗と諏訪子に伝えた。
ギクシャクしていた、私と諏訪子の関係も、改善された。
そして、今。
私は幻想郷で、
【守矢神社の家族の色】
に染まっている。
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