【参加型】Undefined histoire…? 17話
ねぇまたトピ画バグったんだけど!!!
全てが登場人物の心情とかです。
あとすっごいパロディ。
参考:「顔のない花嫁」著 K・R・アレグザンダー
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𝕰𝖕𝖎𝖘𝖔𝖉𝖊 𝖘𝖊𝖛𝖊𝖓𝖙𝖊𝖊𝖓…?
小石に躓いた。
足がもつれる
周りに人は居ない
私は走る。
息を切らして。
怯えながら。
あいつらは
すぐ
そこに
迫っているから。
歯ぎしりと
床板が軋む音が聞こえる。
異型の者の匂いがしてくる。
逃げ切るなんて無理だったんだ。
な ん で 、 学 校 で こ ん な 目 に 遭 う の ?
禁 忌 に 触 れ た か ら 何 ?
な ん で 。
私 も 寮 の 始 祖 の 一 人 で し ょ ?
裏 切 り 者 は お 前 ら だ 。
奔っても終りが見えないのは解ってた。
眼の前に2つの鏡が現れた。
片方には墓が映っている。
もう片方には緑青(ろくしょう)色の髪の知らない少女。
鏡に映った見知らぬ少女は杖を振って鏡の中の墓を掘り起こした。
中に入っているのは何なのか解っていた。
墓の中に居るのは私自身だ。
心臓の鼓動が早くなる。
嗚呼、上から迫っていた
あいつらが
降
り
て
き
た
けれど、それよりも先に、墓の中から私が出てくる。
白黒の髪も。色白の肌も。
そいつは私そっくりだった。
墓の中の私が目を開けた。
その瞬間、
墓に埋まった心臓も
私の心臓も
止まった。
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「ああ、うん。それなんだけどね。心当たり、あるよ。
多分、立入禁止にされてる塔のとこにあると思う。」
白羽のその言葉を聞いて、寮の代表達はその塔へと向かう。
〜少女移動中〜
廃れてしまった塔に軽快なリズムの足音が聞こえる。
人の話し声も。
それは寮の代表達が付いた頃、直ぐに静寂へと戻った。
跡に残っていたのは、緑の旗が掛けられた扉。
鍵穴に刺さりっぱなしの美しい装飾の鍵。
それに、あの緑の魔法陣。
けれど、魔法陣は動かない。
随分前に書かれたような魔法陣。
黄色と黒の規制線。
白羽は一歩、一歩と前へと進む。
まるで此処のことを知っていたかのように。
そして鍵を回す。
鍵が抜けた。
魔力の籠もっている鍵が。
ドアの隙間から一瞬見えた、あのこの杖。
昔、あんなに頑張っていた、白黒の髪のあのこ。
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あとがき
なんかすっごい伏線貼られてた気がする。
主