現在完了はthis is a penが理解できれば理解できるという話

1 2024/08/20 20:14

英語の現在完了がよく分からない、過去との違いが分からないという人は結構いるんじゃないかと思います。今回は英語の現在完了は中1の最初に習う「This is a pen.」が理解できれば理解できるという話をしたいと思います。

現在完了は現在

端的に言えば、現在完了は、過去のある行動によって現在がどうなっているのかを表す時制です。

「Tom has arrived at the station」

例えばこの文、教科書や参考書ではよく「トムは駅に着いた」と訳されます。いかにも過去っぽい響きです。日本語訳だけ見ると、過去形と混同する人がいてもおかしくないですね。しかしこの文の本当に言いたいことは過去のことではありません。過去のある行動によって現在がどうなっているのか、なのです。どういうことかというと、この文は「過去にトムが駅に着いた」ことよりも「(トムが駅に着いたことで)トムは今、駅にいる」ことを伝えているということです。ちなみに過去形の「Tom arrived at the station」は「(今どこにいるのか分からないけど過去のある時点で)トムが駅に着いた」ということを伝えています。もう一つの例を見せます。

「I have lost my key」

愚直に訳すと「私は鍵をなくした」なのですが、伝えたいのはそんなことではありません。「今、鍵がない」ことを伝えたいのです。日本語に訳しなさい、と言われたら「今、鍵がないんだ」と訳したほうが、意味的には正しいのです(テストで書いたら不正解、もしくは減点されると思いますが)。

現在完了で伝えているのは現在、現在完了は現在なのです。

現在は現在完了?

現在完了が現在なら、逆に現在は現在完了なのかとも考えることができます。実際、例外はあれど現在完了と言ってもあながち間違いではない文もあります。例えば

「This is a pen」

これが現在完了だというと「ハァ?」と思うかもしれません。そうですねこの文は現在完了時制の文ではありません。しかし、真に伝えている意味は現在完了の文とよく似ているのです。どういうことかというと、まずthis is a penの「a pen」の過去をさかのぼってみましょう。penはもともとpenではなく、プラスチックやインクなどの材料だったはずです。興味本位でボールペンを分解した人なら分かるかもしれませんが、ペンの中にはバネなんかも入っていたりします。プラスチックやインク、バネは少なくともペンではありません。誰か(もしくは工場の機械が)それらをペンにしたのですね。これは「過去のある時点で誰かが材料からペンを作ったことで、今ここにペンがある」と解釈できそうです。過去のある行動によって現在がどうなっているかを表す、すなわち現在完了ですね。

しかし、いざthis is a penという文を見たとき、それが作られた工程や材料、ペンがペンでなかったときのことなど、普通考えませんよね?あーペンなんだな、くらいにしか考えません。現在完了の文も同じです。過去のことは考えなくていいのです。現在完了は確かに、字面は過去です。「Tom has arrived at the station」では駅に着いたのは過去ですし、「I have lost my key」では鍵をなくしたのは過去の出来事です。しかしそんな過去のことは考える必要はありません。その過去によって現在がどうなったのかだけを考えれば問題ありません。前者ならトムが駅に着いたときのことは考えなくていいですし、後者なら鍵を落とした/なくしたそのときのことは考えなくていいのです。現在完了は現在のことだけ考えればよく、前者ならトムが駅にいること、後者なら鍵を持っていないことを読み取ればいい、というわけです。深くは考えないで、「this is a pen」と言われたときにはpenの過去は考えない、それと同じことです。現在完了時制とはそういうものなのです。

「I've got ○○」が「私は○○を持っている」になるワケ

よく知られているように「I've got ○○」は「○○を持っている」という意味になりますが、なんかこの完了形変だなと思いつつ、そういうものなんだと割り切って暗記している人は多いのではないでしょうか。しかし、さきほど説明したように、現在完了の本質「現在完了は現在、過去のことは考えなくていい」を考えると、「○○を手に入れたときこと」は考えなくてよく、「○○を手に入れた結果どうなったのか」を考える、つまり「今○○を持っている」と訳せるわけですね。

おわりに

現在完了は「過去の出来事で現在がどうなっているかを表す」「現在を表すのに過去を使う」というのが本質です。日本語でも、スマホのバッテリーがないとき「バッテリー切れた!(切れたのは過去)」と言うように、現在を表すのに過去形の表現を使うことがありますよね。現在完了というものが異質なものでなく、身近な分かりやすいものであるということが少しでも伝わっていたら幸いです。ここまで読んでくださりありがとうございました。

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タグ: 現在完了 thisisapen 理解

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学び2024/08/20 20:14:18 [通報] [非表示] フォローする
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1: 心がけ @hvbzhsaca2024/08/20 20:48:02 通報 非表示

すみません

分詞についても説明していただけますか?


>>1
コメントありがとうございます

ちょうど過去分詞についての記事を書こうとしていたところです

心がけさんの解説してほしい部分は分詞全般ですか?それとも過去分詞や現在分詞、分詞構文などの個別のことですか?


3: 心がけ @hvbzhsaca2024/08/20 20:58:57 通報 非表示

>>2
主に名刺を修飾する分詞について説明していただきたいです。

一文に分詞が二つ以上含まれているとすごく見分けにくいです


>>3
わかりました。

分詞が何なのかはわかるけど実際文章に出てくるとどこからどこまでが修飾節か、動詞はどこかなどが分からなくなってしまう、という感じで間違いないですか?


5: 心がけ @hvbzhsaca2024/08/20 21:31:10 通報 非表示

>>4
そんな感じです

分詞が多いと文型の見分けが中々難しくて、、、


>>5
分詞に関するトピを出しておきました

お役に立てれば幸いです


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