【小説】電子世界で蝕まれる
誰が作ったのか、
そんなの気にしないほど
普及したインターネット。
私達はこの世界で今日も、
自己肯定感を高めながら、
いつも誰かから身を守ってる。
画面越しの相手は
誰かも分からない。
そんな世界では、
コメントと悪意が今日も
飛び交っている。
電子世界で
疑いをかけられれば、
相手が分からない事を
武器に正義の盾で守られた
「悪意」がいつまでも付き纏う。
それから身を守るために、
自分も悪意に成り果てる。
たまにいる善意さえ、悪意のせいで
悪意に染まる。
浪費された悪意は
悪意の渦中で燃え尽きる。
現実世界も、結局似たような物だ。
逃げる場所はどこなのか。
悪意を主張するのも悪意で。
悪意を貶すのも悪意で。
悪意を増やすのも悪意。
この世はいつも悪意で出来ている。
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トピックを投稿する人間の悪意は尽きん
人から人へ
人からヒューマギアへ
そして…またヒューマギアから人へと…
>>2
だからといい善意だけが大切なのではない
行き過ぎた善意は人を滅ぼす。
ならば答えは何なのか?
悪意と善意の融合
第3のシンギュラリティ