【こいフラ小説】無意識の幻想少女は彼女なのか?‐Ⅱ‐
よーし、じゃあ今日も、しゅっぱーつ。
特にすることも目的も何もなく、私はただその辺をうろうろしているだけの・・・
言わば、ポンコツ妖怪だ。
そーいえば、どこかの闇の妖怪が、天狗に「妖怪たるもの、きっちり人間を襲うだけの努力はするべきだ」って言われてたんだっけ。
そんなの、面倒くさいよねー。
ふらふらふらふら生きてたって、全力で生きてたって、
結局、生きてるじゃない。
十人十色、私の色は・・・
誰にも意識されない無色透明。
でも、それだって私の色な事には変わりないよねー。
最近はそんな、どうだっていいことを適当に考えながらふらふらどこかを探索して歩くのが・・・
なんていうの?マイブームってやつ?
さーて今日はー?ここはどこかなー?
ふっと、目の前の景色に意識を戻す。
・・・・・・・・・・・・・・暗っ。
それが、第一声だった。
窓もなく薄暗いし、壁も天井も床も小物も全部紅い
頭がおかしくなりそう。
もとよりおかしいけどさ、私は。
辺りを見渡していると、丁度後ろに上へと続く
これまた紅い、豪華な階段が在った。
(今更、不法侵入って思った?残念、現実の常識は幻想の常識ではないのです)
目の前に、扉。
大きすぎ。最初扉って分かんなかったよー。
なんだろ、設計ミス?
それか扉マニア?
扉マニアがここに住んでるの?
凄い!扉開けよ!
「「「ギィィィィィ」」」
見た目通りに扉は重い。
いい運動になるなー。
奥に・・・
塵でも見るような目をした、彼女がいたんだ。
???「何よ・・・あんた誰?
外から来たんなら、帰って」
わ!この娘(このこ)が扉マニア!凄い凄い!
こいし「初めまして、私こいし!あなたが扉マニア?」
???「は・・・?」
あれ、ぽかんとして固まっちゃった。
おーい、大丈夫ですかー?
ていうかそもそも私の声は・・・聞こえてるか。
私は誰にも意識されない。
無色透明。
だけどまだ幼い子供だと、私の事がわかる子も実は結構いたりする。
???「馬鹿なの?扉マニアって何よ、ていうかほんとに早く帰って。
私、外のやつら大嫌いなの・・・」
あらら、なんか怒らせちゃった。
ん?武器かまえた。
あれれ~?
攻撃してきた~!?
(無意識の幻想少女は彼女なのか?‐Ⅲ‐に続く)
このトピックは、名前 @IDを設定してる人のみコメントできます → 設定する(かんたんです)
続き投下するぜイエィエ!(?)
こいしちゃんは感情がないので、
「嬉しい」とか「楽しそう」とかが使えなくて意外と難しかった。
>>1
難しいから心を開けるという方向に自分の小説は逃げたから、表現の仕方尊敬、あと今も無理しないほうがいいよ(無理してないんなら良いが、生理中らしいし、いざとなったらフランに痛みを感じる神経を破壊してもらいましょう☆)